■多様な機能に目を疑う…
ジェンダーレスに対応した水着ではあるものの、商品名にそうしたワードは入っていない。
その理由を尋ねたところ、「購入する際は手に取りやすいよう商品名に配慮しました。社内で何度も検討を重ね、あえてジェンダーレスという言葉は商品名に入れず、誰もが手に取りやすいよう『男女共用セパレーツ水着』としています」(前出・担当者)という回答が。

(画像=『Sirabee』より 引用)
じっくり時間をかけて開発したとあって、多様な機能を搭載しているようだ。しかし素人目には「泳ぎにくそう」に映る。
「着用中、体の線を気にせず済むよう、ゆったりしたシルエットや体の線を拾わない素材を採用しました。泳ぎを妨げないよう、必要な部位はフィットさせ、お尻周りはゆったりさせるなど機能と快適さの両立を図っています。一方で、ゆったりした形ゆえ、生地面積の広い水着では水を吸って重くなるため、水着の生地に上下とも撥水加工を施しています。また、上着の裾がめくれにくいようパンツの腰紐で上着と固定したり、パンツの左右に空気の抜け穴を設けて水中での膨らみを防止するなど、様々な工夫を盛り込みました」(前出・担当者)。