7月に入って暑くなり、プールの授業に精を出す子供も多いことだろう。以前は学校のプールで身に付ける水着といえば、競泳水着タイプのスクール水着が定番だった。

だが、近年は男女共身体を隠すマリンルック調の“ジェンダーレス水着”を導入する学校が増えている。この水着ができるまでには、開発者の地道な努力があったようで…。

■“ジェンダーレス水着”を採用する学校も

「ジェンダーレス」にも対応した画期的水着の正式名称は、「男女共用セパレーツ水着」。長袖の上着とハーフパンツから成るもので、主に小中学生が対象だ。

近年、制服でも男女共用のデザインを導入する学校も見受けられるなど、LGBTQ(性的少数者)への関心が高まっている。「セパレーツ水着」は昨年テスト販売を始め、採用する学校が増加中。

件の水着はいかにして誕生したのだろうか。販売元で、水着用品を企画、製造するフットマーク株式会社に取材を敢行した。