ソーシャルリスニングを行なう方法
ソーシャルリスニングを行なう方法は、大きく分けて2つです。1つは、地道に検索して情報収集・分析を行なう方法。もう1つは、有料のソーシャルリスニングツールを使うことです。それぞれメリット・デメリットがあるので解説します。
【無料】検索して地道に調べる
コストを抑えてソーシャルリスニングを行なう場合の方法は、検索して地道に調べることです。SNSの場合は検索窓に調べたいキーワードを入れ、そのキーワードについてユーザーがどんな情報を発信しているのかを調べます。
ブログや掲示板も同様です。GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使ってキーワード検索を行い、ユーザーが発信している意見を調査します。
自身で検索して調べるので詳細な情報を拾えるものの、各SNSごとに調査する必要があるため、時間や労力がかかります。コストを抑え、かつ社内にリソースがある場合に適した方法です。
【有料】ソーシャルリスニングツールを用いる
効率的にソーシャルリスニングを行う場合には、ツールを活用するのも一案です。
ソーシャルリスニングツールとは
ソーシャルリスニングツールとは、名前の通りソーシャルリスニングに特化したツールのことです。費用はかかるものの情報収集から分析、分析結果のレポート作成までをツール上で行なえるため、効率的なソーシャルリスニングが可能です。
ツールごとに対応するメディアが異なるのもポイント。複数のサイトを横断して検索できるツールや、Xに特化したツール、GoogleやYahoo!で検索されたトレンドをチェックできるツールなどさまざまです。市場や調査媒体を明確にしたうえで、ニーズに合ったツールを選びましょう。
ソーシャルリスニングツールの機能
ソーシャルリスニングツールの主な機能は、情報収集・分析・レポート化の3つです。なかには、分析精度の高いAI機能を搭載しているツールもあります。SNSの情報収集・分析に特化し、アカウント改善案を提案する機能を備えたツールも存在します。
また、アラート機能を用意したツールも展開されています。ネガティブワードの増加をリアルタイムでチェックし、炎上する可能性が高まっている場合にアラートを出してくれます。ソーシャルリスニングツールとして使いながら、アカウントの運用も可能です。
便利な反面、初期費用に加えて月額費用もかかります。金額は使用するツールやプランによりますが、月額10〜15万円程度のツールがほとんどです。機能が充実している場合はよりコストがかかります。決して安い金額ではないので、費用対効果が見合ったツールなのか慎重に選ぶ必要があります。