上手にムスリムと共生していくために必要なこと
今後はよりいっそうムスリムと上手に共生していくことが課題になっていくだろう。
「当然ですが、まずはしっかり話し合い、お互いの主張や心情を伝えていくことが重要です。今回の土葬墓地問題も、事前の説明や話し合いが足りなかったため、問題に発展してしまったのでしょう。霊園の場所としては、頑なにここでなければいけないということはありませんし、いろいろな選択肢がありますので、ムスリム団体側と地域住民の間でしっかりと話し合いを行い、良い解決方法を導き出す姿勢が大事です。
また、こうした相互理解を促すためにも、日本政府は増加している外国人が永住するという可能性を充分考慮して、取り巻く問題を先送りせずに対応していく姿勢が必要になってくると思います」(同)
コロナ禍も収束しつつある昨今、外国人はさらに増えていくことが予想される。ムスリムに限らず、異文化の人々ときちんと相互理解の場を作っていくべき時代に突入しているのだろう。
(文=A4studio、協力=店田廣文/早稲田大学名誉教授)
提供元・Business Journal
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