移住検討先には夏と冬に行くべき、スーパー事情も重要

 移住してみたいと思った地域が、実は想像とまったく違っていたというケースは珍しくない。後悔しない地方移住のためにも、できれば数回は移住検討先に足を運ぶべきだろう。

「昨今、地方移住に関する相談数は右肩上がりでして、コロナ禍の影響が薄まってきた現在でも依然として地方移住へのニーズは高いです。ですが、やはり移住検討先の事情をあまりよく知らないまま移住を決定してしまう人は少なくありません。そういう人は、『残念ながら移住に失敗してしまった』と感じることもあるようです。

 妥協点と不満点を見つけつつ、楽しく暮らすことができている人は、移住先でも楽しく暮らすことができている印象です。自分にとって、何を優先すべきか、知識と自分の目でしっかりと見極める必要があるでしょう」(同)

 では移住検討先で見ておくべき具体的なポイントは何か。

「移住検討先には、最低でも夏と冬にそれぞれ一回ずつぐらいは足を運んで、様子を窺うべきだとアドバイスしています。自分に合う気候かどうか、見極めないと住み始めてから後悔する可能性が高いからです。あとはスーパーの立地や物価の目安を調べておくこともおすすめします。地方によっては、スーパーが限られた場所にしかなかったり、営業時間が極端に短かったりするケースが少なくありません。加えて、スーパーの数が少ないと、競合店の不在や運送費などが重なり、かなり高値の商品が並ぶことも考えられます。ネットショッピングが発達した現在とはいえ、すぐに買い物できる場所があるのは大切ですので、生活インフラの確保だけは徹底しておくほうがよいでしょう」(同)

(取材・文=文月/A4studio、協力=ふるさと回帰支援センター)

提供元・Business Journal

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