歩留まりの「歩」とは

ビジネス用語「歩留まり」という製造現場や食糧生産の場で聞くこの言葉の意味は?なぜ「歩」なの?
(画像=『FUNDO』より引用)

そもそも「歩留まり」の「歩」とは何を指すのでしょうか?
ここからはそれら「歩」についても見ていきましょう。

「歩」の意味

「歩留まり」などの「歩」とは割合や利率のことです。
前述の通り「歩留まり」はある生産物に対して良品がどれくらい含まれているのか、その割合を指しています。
これらは食糧でも同じことが言えます。

それらの割合や利率のことを「歩」と表現するわけです。

「歩」を同じような意味合いで用いる言葉「歩合」

「歩」と同じようなニュアンスの「歩合」という言葉もあります。
これは割合を小数で表したものとされています。

例えば、五の百に対する比の値を「五分(ぶ)」と表現します。
これらは特定の数字に対して、他の数字がどれくらいなのかを表したものと言えるでしょう。

また、取引などにかかる手数料や報酬のことなども意味します。
ことビジネスにおいては「給料制」と併せて「歩合制」などの言葉がよく使用されます。

意味が異なる「歩が悪い」と「分が悪い」

「歩が悪い」と「分が悪い」は表すものが異なります。
「歩が悪い」と言えば、前述の通り歩合や利率が悪いことを指します。
「分が悪い」と言えば、優劣の具合が悪いことを指すわけです。
これらは状況に応じて表すものが異なるため、使い分けに注意が必要です。