飲食店側に求められるのはMEOとSNS運用

 最後に、これからの飲食店が集客手段としてとるべき施策について聞いてみた。

「やはりGoogle マップの検索数が増えて売上を伸ばした店舗もあるように、MEOの施策が重要になっています。検索数でも圧倒するグーグル、そしてGoogle マップでの対策は欠かせません。次にSNSの運用も重要です。今日・明日のお店を決めるショートタームでの検索ならGoogle マップですが、今度行きたいお店を決めるロングタームの検索ならインスタグラム利用者が多い傾向にあります。特にインスタグラムは若年層だけでなく、60代のユーザーも活発に利用しています。近年では、TikTokユーザーの平均年齢層も35歳程度まで上がってきており、飲食店集客の主戦場は完全にGoogle マップとSNSにシフトした感があります。近年における消費者の飲食店検索行動パターンとして、SNSで情報収集しつつ2次3次情報としてグルメサイトを閲覧し、グーグルで予約するという流れも多くなってきていますSNSとグーグルの両方を活かす施策が求められるでしょう」(同)

 グルメサイトを通じた予約はまだまだ健在だが、コストや信頼性の面でその地位が揺らぎつつある。信頼回復か低価格化か、いずれにせよグルメサイト側が消費者と飲食店の両方を納得させるような手段を見つけない限り、文字通りグルメサイト離れは加速してしまうだろう。

提供元・Business Journal

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