みなさんは「おかひじき」という食材をご存じでしょうか?
「ひじき」と付くくらいなので海藻と思う方もいるかもしれません。

ただ、実はこの「おかひじき」……れっきとした野菜なのです!

目次
「おかひじき」とは
 ・「おかひじき」はこんな野菜
 ・栽培の歴史は山形県から
「おかひじき」の名前
 ・「おかひじき」の名前の由来
 ・「ミルナ」の名前で山菜として流通することも
 ・天然物とハウス栽培で異なる旬
 ・天然の「おかひじき」の旬
 ・通年を通して流通するハウス栽培もある
まとめ

「おかひじき」とは

「おかひじき」はひじきと付くから海藻の一種?いいえ、陸地で採れる野菜です!!
(画像=『FUNDO』より引用)

まずは「おかひじき」がどのような野菜なのか見てみましょう。

「おかひじき」はこんな野菜

「おかひじき」はヒユ科オカヒジキ属の植物です。

淡白な味覚と歯応えのある食感が特徴の野菜となります。
日本でも流通しており、一般の家庭でも食されています。

ただ、地域によってはあまり出回らない野菜とも言えるかもしれません。

栽培の歴史は山形県から

「おかひじき」は海岸や砂浜などに自生しています。
ただ、天然のものは絶滅が危惧されるほど希少とされます。

そのため、市場には栽培されたものが出回っているそうです。
ちなみに、栽培の歴史は山形県から始まったとされています。

その始まりは江戸時代初期のこと。

庄内地方の浜で採れた「おかひじき」の種が現在の山形県南陽市に植えられ、そこが発祥の地となったとされています。
現在も山形市と米沢市では「おかひじき」の栽培が行われています。

特に山形県置賜地方では「おかひじき」が伝統野菜として扱われているのだとか。

今でこそ全国各地で栽培されるようになったものの未だに山形県は「おかひじき」の名産地として認識されています。

なお、現地では4月~11月頃まで出荷されているので気になる方は食べてみてください。