2月22日、日経平均株価が3万9000円を超えた。34年ぶりの史上最高値である。
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■プラザ合意
バブル以降の日本経済の動きを振り返る。
1980年の米大統領選では、ロナルド・レーガンが当選し、「レーガノミクス」と呼ばれる経済政策を実施した。その結果、財政赤字は拡大した。さらに、ドル高は輸出を減らし、輸入を増やすことになり、貿易赤字とくに対日貿易赤字を拡大させ、政治問題化した。
1985年9月22日、先進5カ国(米英独仏日)の財務大臣・中央銀行総裁会議がニューヨークのプラザホテルで開かれ、アメリカは、自国の貿易赤字を為替相場の調整によって是正することを参加国に要請した。日本の円と西ドイツのマルクの相場を上昇させる為替介入が合意された。これをプラザ合意という。
その結果、円相場は、1ドル235円から1日で20円上昇し、1年後には150円台にまで急騰した。