締結工程
ポイントとしてアルミと鉄の接合が重要になる。接合時にアルミを溶かして接合すると化学反応を起こして合金化してしまい脆くなる性質がある。そのため、接合部の性能がでないことが起きるという。
そこで、機械的な接合でSPR(セルピアシング・リベット)とドリルスクリュー接合で対応するという。二つの工法を使う理由は、アルミの複雑な形状に対応するためで、2パターンの接合方法が必要になると説明しいている。
また、現在研究開発している工法として、アルミを溶かさないでお互いを締結する工法で、フリクション・ウェルディングを開発している。低温でアルミが溶けないギリギリでの締結方法ということだ。
以上が次世代生産技術とe-PTの説明であったが、100年に一度の変革期において、経営のロードマップAmbition2030を示し、EV36Zero の施策の元、そしてThe Arcで直近の目標を掲げ、生産現場と連動して目標に向かっているリアル・ロードマップは産業革命を実感として受け取れるものだ。日産は、他社に先駆けて次世代車のトップランナーとなるべく加速していることが理解できた。
提供・AUTO PROVE
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