普段乗っている鉄道には、一般人はあまり知らない特殊なルールがあるのをご存じでしょうか? なかには「どうしてそんなルールがあるの?」と疑問に思うものも……。そこで今回は、ガチ乗り鉄の筆者がJRを中心に意外と知られていない鉄道のルールについて解説します。
JRのルールは旧国鉄時代からほぼ引き継いでいる
現在のJR(ジェイアール・Japan Railways)は、1987年に国鉄から分割民営化された会社なのはご存じでしょう。
そのJRでは、国鉄時代からのルール(旅客営業規則)を変更・改変して使い続けています。
そのため、現代ではどうしてそんなルールがあるのかよく分からないもあったりするのです。
そこで今回は、ガチ乗り鉄の筆者が、JRを中心にあまり知られていない鉄道のルールについて解説します。
皆さんもうっかりルール違反を犯して、駅員さんに注意されないように気をつけましょう!
●JR東日本「旅客営業規則」は→こちら
【1】実は2L以上のお酒を車内に持ち込むのは禁止!
JRでは車内に持ち込めない「危険品」を定めています。そのなかには、市販されている物品も含まれているので注意しましょう。
もちろん、梱包されていない刃物や不潔なもの、臭気を発するものなどは危険品に指定されており、持ち込み禁止となっています。
これに類するものとしては、市販のガス缶やマッチなども危険品となっており、車内に持ち込める量が定められているのです。
その量は、市販品で梱包されている状態なら2kgまで、もしくは2Lまでとなっています。
この危険品にはお酒、化粧品、医薬品、ヘアスプレーなども含まれているため、実はお酒を1升持ち込んでしまうと、危険品となるまで残り100mlしか余裕がありません。
もし、このルールに違反した場合は2万円以下の罰金、または科料となるので、呑み鉄の人は十分注意してください。
●JRおでかけネット「持ち込めない荷物」は→こちら