日本の国旗、日の丸は、平成に入ってからデザインが変わっている

日本の国旗、日の丸。長年そのデザインは変わっていないと思われているかもしれませんが、実は1999年に少しだけ変わっていたというのはご存知でしょうか?

とはいえ、たとえ両方を見比べてみても、同じじゃないかと思うくらい、大きな変化はありません。しかしそれまで旗の縦と横の比率が7対10だったものが、現在は2対3になっているという細かい変更が加えられています。また、赤い丸も現在は旗の中心に描かれていますが、かつては100分の1というほんの少しだけ、旗竿をつける側にずれて描かれていました。

これは1999年に「国旗及び国歌に関する法律」が施行されたことに合わせての変化によるもので、それまで日の丸は1870年、明治3年に制定された「商船規則」に基づいてデザインされていましたが、ちゃんと法律で縦横比などが定められたことにより、現在のものへと変わりました。もしかしたらこの先にも我々が気づかないような細かい変更があるかもしれません。

七五三が11月15日になったのは徳川将軍が関係している

子どもの成長に感謝し、今後の健康や長寿を祈るお祝い、七五三。毎年11月15日に行われますが、この日となったきっかけは徳川幕府第5代将軍・徳川綱吉によるものでした。

綱吉は幼い頃は非常に体が弱かったそうです。そこで父である3代将軍・家光は、縁起が良いとされている旧暦の15日に綱吉の健康を祈願しようと儀式を行いました。その結果、彼は無事に育つことができ、5代将軍に就くことができました。この儀式が行われたのが11月15日だったということで、七五三がこの日に定着したそうです。

当時は現在のように医療も発達しておらず、幼くして亡くなってしまう子どももたくさんいました。そのため、親としても子どもに健康に育ってほしいという気持ちは強く、3歳、5歳、7歳という節目でその願いを込めると同時に、それまで無事だったことを神様に感謝するという意味合いを込めたイベントとなっていきました。

ちなみに、七五三で売られている千歳飴があれだけ長いのは、長く生きる、すなわち長寿の祈願を込めているからだと言われています。