【閲覧注意】映画『チェイサー』元ネタのソウル20人連続殺し! くすぐりながら殴打、監禁、肝臓食い…猟奇人肉殺人
(画像=画像は「Murderpedia」より引用,『TOCANA』より 引用)

■夢破れて犯罪に手を染める

 希望した高校に入れず鬱憤を抱えるようになったユは、手っ取り早く金を手に入れるため、犯罪に手を染めるようになる。18歳の時、悪友とともにソウルの城東区の家に泥棒に入り、逮捕されて少年院に入所。出所後も現金、カメラ、車と盗めるものは何でも盗み、1991年には再び窃盗罪で禁固10カ月の刑に処されている。

 23歳で結婚してからも、ユは生活のために窃盗を繰り返して窃盗罪で禁固8カ月に、長男が誕生した24歳の時には、違法ポルノ販売で捕まって300万韓国ウォンの罰金支払いを命じられた。28歳の時には窃盗、偽造、なりすましで禁固2年の判決を受けている。

 ちなみに長男が生まれた1994年、ユの兄は、自身が盲目であることを悲観して韓国の大河・漢江に飛び込み自殺をしている。だが、ユが兄の自死により心を入れ替えるということはなかった。

 そんなユは2000年、窃盗以外の罪で逮捕された。15歳の少女を強姦したのだ。禁錮3年半の実刑判決を受けた彼に、妻は愛想を尽かして離婚。息子の親権を強制的に放棄させられたユは、服役中に妻を殺そうと決心する。

 出所後、元妻と息子を殺そうと襲撃をかけたが、可愛い盛りの我が子、そして海苔をアテに安い酒をチビチビと飲む元妻を見て気の毒に思ったユは、2人を殺す計画を中止。親、兄弟、元妻と、家族全員が貧しく辛い思いをしているのを目の当たりにして、ユはますます金持ちを憎むようになり、元妻の代わりに金持ちを殺そうと決めた。

 当時、ユは偽の警察バッジを使い、売春婦や彼女たちの元締めをゆすって荒稼ぎしていた。警察バッジの威力は絶大で、おもしろいほど騙せたこともあり、気が大きくなっていたのかもしれない。