■続く凶行

 それから4ヶ月後の9月14日、ケンパーは15歳のアイコ・クーを車に乗せ、人気のない場所に連れて行って気絶させ、強姦して殺した。やはり遺体はトランクに入れ、家に持ち帰って死姦し、遺体をバラバラにした。翌朝、ケンパーは遺体を埋めに行ったのだが、頭部だけは車のトランクに残していた。そしてその足で精神科医の診療に向かっている。無論、医師たちは彼が犯罪を犯したばかりだとは見抜けなかった。

【閲覧注意】母を破壊し尽くした最恐の巨人殺人鬼!10人殺害、頭部や内臓を弄んだIQ145のシリアルキラーのすべて
(画像=アイコ・クー。画像は「Murderpedia」より引用,『TOCANA』より 引用)

 1973年、ケンパーは再び母と同居するようになっていた。同年1月7日、彼はこれまでとほぼ同様の手口で18歳のシンディ・シャルを殺害、遺体を持ち帰って凌辱した。翌日には遺体を遺棄しているが、頭部だけは数日間手元に置いた後、自宅の庭に埋めた。その場所は母の部屋の窓を見上げる位置にあった。なぜそんな奇妙なことをしたのか、ケンパーは「母はいつも見上げられたがっていたから」と説明した。

 4度目の事件を起こしたのは、一月後の2月5日である。被害者はロザリンド・ソープ(23)とアリソン・リュー(20)の二人で、ケンパーは彼女らの頭を銃で撃ち殺した。この時は車の中で首を切り落として、胴体だけを自室に持ち込んで死姦している。