目次
5.iPhoneのカメラ性能にはどんな違いがあるの?
6.iPhoneのバッテリーの持ちはどのくらい違う?

5.iPhoneのカメラ性能にはどんな違いがあるの?

美しい写真が撮れると評判のiPhoneですが、カメラにどんな違いがあるのか確認しておきましょう。

まず、背面のリアカメラ(メインカメラ)から見てみると、SE(第3世代)のみシングルカメラです。カメラがひとつしかないんですね。

それ以降のモデルは最低でも2つのカメラが搭載されていますが、15 Pro/15 Pro Maxについてはトリプルレンズで、3つのカメラが搭載されています。

シングルカメラのSE(第3世代)は標準レンズのままなのですが、デュアルカメラの場合は片方が超広角レンズになっています。超広角はその名のとおり通常より広い範囲を撮ることができます。

15 Pro/15 Pro Maxのトリプルカメラは、超広角に加え望遠レンズも付いています。他の機種でもデジタルズームは可能ですが、拡大するだけなので画像が荒れてしまいますが、この望遠は光学レンズでズームしているので画質がまったく荒れません。

したがって、本当に遠いところを美しく撮りたい場合は、15 Pro/15 Pro Maxになります。

なお、15 Proの望遠は3倍ですが15 Pro Maxの望遠は5倍となっています。

ここで注意したいのが、15 Pro Maxの光学ズームは5倍なので、3倍ズームにすると光学ではなくデジタルズームになってしまうこと。

逆に15 Proの光学ズームは3倍なので、5倍ズームにするとデジタルズームになるので注意してください。

15/15 Plusは望遠レンズは搭載していませんが、2倍ズームが可能です。これは撮影時の画素数を上げることで2倍ズーム処理するため、デジタルズームでもさほど画像は荒れません。

【2024年】iPhoneはどれを買うべきか実機で紹介!− 後悔しない選び方<みずおじさん>
(画像=iPhoneのメインカメラはSE(第3世代)のみシングルカメラ、15 Pro/15 Pro Maxはトリプルカメラ。それ以外はすべてデュアルカメラとなっています(画像は筆者YouTubeチャンネルより),『オトナライフ』より 引用)

ここで、画素数について確認しておきましょう。まずSE(第3世代)~14 Plusまでは12MP(1,200万画素)、そして15シリーズはすべて48MP(4,800万画素)となります。

当然、画素数が大きいほど高画質になりますので、48MPの15シリーズのほうが美しい写真が撮れることになります。ただし、15シリーズでも超広角と望遠に関しては12MPになります。

とはいえ、iPhoneの世代が上がるにつれて ソフトウェア処理が進化していますので、同じ12MPの写真でも新しい世代のiPhoneで撮った写真のほうがキレイだったりするので、単純に画素数だけでは判断できないことは覚えておきましょう。

また、15シリーズのなかでも15 Proシリーズは「RAWモード」撮影ができます。RAWデータとは非圧縮で未加工なデータのこと。

パソコンなどで細かく写真を加工・調整してからJPEGデータなどに変換できるので、写真にかなりこだわりがある人向けになります。

ここまでiPhoneのカメラ性能の差について説明してきましたが、SNSに上げる写真であれば、正直言ってどのiPhoneで撮ってもほとんど差は出ません。

もし、写真の画質にこだわりがないのであれば、カメラ性能をそこまで気にしなくてもいいでしょう。

【2024年】iPhoneはどれを買うべきか実機で紹介!− 後悔しない選び方<みずおじさん>
(画像=15シリーズの背面にあるメインカメラは48MPですが(広角・望遠は12MP)、それ以前のモデルはすべて12MPです(画像は筆者YouTubeチャンネルより),『オトナライフ』より 引用)

このほかに注目したいのは、14以降で搭載されている「アクションモード」です。これはiPhoneが激しく動いた状態で撮影しても“手ブレ”がかなり軽減されるというもの。

たとえば、子どもが運動している様子をカメラに収めたいときは14以降のモデルがいいと思います。

そして、15 Proモデルだけにある撮影モードに「空間ビデオ」というものがあります。これは立体的な写真が撮れるんですが、現状、iPhoneでは立体で見ることはできません。

空間ビデオで撮ったものは「Apple Vision Pro(アップルビジョン プロ)」などを使用することで、初めて立体的に見ることができるのです。

日本ではまだ販売されていないので気にすることはないのですが、将来のために撮影しておきたいという人は15 Proモデルを選びましょう。

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(画像=15 Proモデルには空間ビデオで撮影するモードがあります。このモードで立体的に撮れますが、これはApple Vision Proなどを使用しないと立体で見ることはできません(画像は筆者YouTubeチャンネルより),『オトナライフ』より 引用)

そして、フロントカメラ(自撮りカメラ)の方ですが、こちらはそこまで大きな差はありません。SE(第3世代)だけが7MP(700万画素)で、それ以外はすべて12MP(1,200万画素)となっています。

しかも、SE(第3世代)には「ナイトモード」 が搭載されていません。それ以外は搭載されていますので、自撮りが大好きであれば SE(第3世代)以外を選ぶべきでしょう。

ちなみに、ナイトモードがあると夜景をバックに撮影するときキレイに撮れますよ。

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(画像=フロントカメラはSE(第3世代)だけが7MP(700万画素)で、それ以外はすべて12MP(1,200万画素)となっています。また、ナイトモードはSE(第3世代)以外はすべて搭載されています(画像は筆者YouTubeチャンネルより),『オトナライフ』より 引用)

6.iPhoneのバッテリーの持ちはどのくらい違う?

iPhoneを長年使うなら、バッテリーの持ちについて確認したほうがいいでしょう。

まず、Appleが公開している最大ビデオ再生時間では、SE(第3世代)が15時間、13が19時間、14が20時間、14 Plusが26時間、15が20時間、15 Plusが26時間 、15 Proが23時間、15 Pro Maxが29時間となっています。

■Apple公式の最大ビデオ再生時間

【2024年】iPhoneはどれを買うべきか実機で紹介!− 後悔しない選び方<みずおじさん>
(画像=※Apple公式参照,『オトナライフ』より 引用)

やはり、バッテリーがいちばん持たないのは15時間のSE(第3世代)で、もっとも持つのが29時間の15 Pro Maxということになります。

こちらは筆者の検証結果でもおおよそApple公式発表と同じだったんですが、多少違ったのが26時間の14 Plusと15 Plusです。

この2機種は29時間の15 Pro Maxと3時間の差があるはずですが、筆者が検証したときにはほぼ同じくらいな結果でした。

バッテリーの持ちで選びたいなら14 Plusと15 Plusは有力な選択肢になるでしょう。

【2024年】iPhoneはどれを買うべきか実機で紹介!− 後悔しない選び方<みずおじさん>
(画像=Apple公式発表では、最大ビデオ再生時間がもっとも短いのがSE(第3世代)。29時間ともっとも長く持つのが15 Pro Maxです(画像は筆者YouTubeチャンネルより),『オトナライフ』より 引用)