■逮捕、勃起しながらの死刑
アルバートは、グレースの母に送った手紙に以前勤めていた会社のロゴがついていたことから足がつき、連続殺人事件の犯人として逮捕された。事件を捜査していた刑事が1934年12月13日に自宅を訪れたとき、アルバートは冷静だったが、カッターナイフで刑事を切りつけようと抵抗。しかし、身長165cmと小柄で痩せ型の彼はあっけなく取り押さえられ、連行された警察署で証拠を押さえられていたグレース、フランシス、ビリーを殺したことを認めた。
1935年3月11日から10日間にわたり開かれた裁判で、アルバートの弁護士は、「糞性愛、尿性愛、ペドフィリア、マゾヒズム、サディズム、人食愛などのフェティシズムの持ち主であり、精神異常者だ」と主張。アルバート自身も、「子供を殺せと神の啓示を受けた」と言い張った。しかし、陪審員は事件が世間に与えるインパクトの大きさを考慮し有罪判決を下し、裁判官は彼に死刑を宣告した。
死刑と言う判決にはかなり不服だったアルバートだが、電気椅子で死刑に処されることには激しく興奮。勃起しながら電気ショックによる痛みを妄想し、その日を心待ちにした。

1936年1月16日。ニューヨーク市のシンシン刑務所でアルバートの死刑が執行。最初の電衝では死に至らず、2度目の電撃により絶命したと発表された。彼は釘を飲み込む自傷癖があり死刑執行時も胃に大量の釘があったため、「飲み込んだ釘により、ショートしたのだ」と報じられた。

いたいけな子供たちを強姦し、殺し、食べたことは、別に悪いことではないと思い続けていたアルバートの最期の言葉は、「なんで私はこんな椅子に座ってるのか。全くわけが分からん」だった。65歳だった彼は、同刑務所で処された最高齢の死刑囚であり、6人の子ども全員が彼の遺体を引き取ることを拒否したため、刑務所の墓地に埋葬。今も刑務所の墓地で凶悪犯たちと一緒に眠っている。
(文=夢)
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提供元・TOCANA
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