条件面で重視すべきは駅までのアクセス

 まず、マンションの条件面でチェックすべきポイントは図表1のような結果でした。最も多くの不動産のプロが挙げたのは、「立地(駅までのアクセス)」の65.3%でした。次いで「管理費や修繕費の妥当性」の61.8%、「周辺環境」の58.6%などとなっています。何よりもマンションの置かれている環境、立地や周辺環境などを重視すべきであるということでしょう。「マンションは立地がすべて」という専門家もいるぐらいですから、さまざまな面で立地は重要です。生活の利便性に影響するだけではなく、将来的な資産価値を左右する要素にもなります。

 マンションは戸建住宅に比べて駅からの徒歩時間が重視されています。東京カンテイの「マンション・一戸建て住宅白書2022(首都圏)」によると、新築マンションにおいては、徒歩5分以内にこだわって分譲される物件が大半で、徒歩10分を超える物件は極端に少なくなります。最近は都心志向が強まっていますから、なおさらです。特に首都圏では地下鉄などの公共交通機関が縦横無尽に通じていますから、徒歩5分以内がスッカリ当たり前になっています。それだけに、徒歩時間の長い物件は日常生活に不便するだけではなく、将来の売却時の資産価値にも大きく影響してくるでしょう。十分注意しておきたいところです。

中古マンション購入では駐車場・駐輪場をチェックすべきとプロが指南する理由
(画像=(資料:アットホーム『不動産のプロが選ぶ!「中古マンション購入時にチェックするべきポイント」ランキング』),『Business Journal』より 引用)