マイルストーンを導入するときの3つのポイント
これまでマイルストーンの設定方法について紹介しました。ただ、マイルストーンは設定すること自体が目的ではなく、プロジェクトを成功させるための手段です。
最後に、マイルストーンを活用し、プロジェクトを成功に導くための3つのポイントを紹介します。
マイルストーンを導入するときの3つのポイント
- ポイント1.マイルストーンはタスクとは分けて管理する
- ポイント2.情報管理は一元化する
- ポイント3.ITツールをうまく活用する
ポイント1.マイルストーンはタスクとは分けて管理する
マイルストーンはタスクとは分けて管理しましょう。マイルストーンとタスクを一緒に管理すると、細かなタスクにマイルストーンが埋もれ、全体の進捗を把握しづらくなります。
タスク管理とマイルストーン管理の行を分けてガントチャートを作ったり、タスク管理にはガントチャートを、マイルストーン管理にはロードマップをと使い分けたりしましょう。
ポイント2.情報管理は一元化する
マイルストーンとタスクは分けて管理すべきですが、別々のツールで管理するのはおすすめできません。管理ツールが複数あると管理が煩雑になりやすいです。画面を行き来したり、複数のツールの使い方を覚えたり、混乱が起こりやすくなるでしょう。
タスク管理とマイルストーン管理で別々のツールを使う場合、日々の管理にはタスク管理用のツールを使うことになり、マイルストーン管理用のツールを開く頻度は低くなります。重要度の低いタスクばかりを進めて、クリティカルパスがないがしろになっていたということもありえます。
マイルストーンや、タスクはできるだけ同じツール内で一元管理するのがおすすめです。
ポイント3.ITツールをうまく活用する
マイルストーンやタスクの管理には、ITツールを上手く活用しましょう。
たとえばExcelやGoogleスプレッドシートのような表計算シートでも、これらの管理は十分にできます。AsanaやJootoのようなプロジェクト管理ツールを使えば、より簡単にガントチャートやマイルストーンを作成し、管理できます。
ITツールを選定する際は次のようなポイントを意識しましょう。
- 直感的に操作できる
- 画面がシンプルで見やすい
- モバイルアプリの有無
- マイルストーンを柔軟に変更・編集できるか
- ガントチャートやロードマップなどのテンプレートが充実しているか