釣った魚を捌いていく

ようやく魚を処理出来る状態になったため、早速釣ったバスとブルーギルさばくことに。ダイソーの包丁と金タワシでまずはウロコを取ります。バスのウロコはそこまで取りずらくないのですが、ヌメリとウロコの下の緑色の部分が臭みを発生させるので、念入りに処理。

河口湖でキャンプ&バス釣りを堪能 釣ったバスとギルを調理して食べてみた丁寧にバスを捌く(提供:TSURINEWSライター・小林義典)

肛門のあたりから刃を入れ、頭の方に刃を走らせて中身を取り出します。すると見慣れない部位が出てきました。どうやらこれはバスの卵のようです。通常バスは春先に卵を産む魚ですが、来年の春に向けて既に卵が体内で生成されていたようです。

河口湖の放流バスのほとんどは年を越さずに死んでしまうため、養殖バスから子供が生まれているのを見たことがありません。少し罪悪感を覚えましたが、僕はこの放流バスはいわゆる種なしで、無精卵なのではないかと思っています。

バスの胃袋からワームが出てくる

そして更に胃袋を取り出したら何か入っている模様。小魚でも食べているのかな?と、胃袋を引き割くいてみると、河口湖では使えないはずのアレが出て来ました。そう、ソフトルアーのワームです。

塩が入っているタイプだからなのか、ルアーが水を吸ってパンパンに膨れあがっていました。フォーミラーの味付きのワームも食べているようで、独特の香り。

「このバス、食べても大丈夫かな~?」

う~んと少し考えてしまったのですが、命は大切のしなくちゃと思い食べることにしました。

調理法について

塩コショウと七味唐辛子をブチ撒けてワームの科学臭をごまかすことに。最後の仕上げに市販のからあげの粉をまぶしてから油を塗りたくって焚火台へ乗せてじっくりと焼きます。

そしてブルーギルも同じ様に塩コショウと七味唐辛子、からあげ粉をまぶしてカラッと揚げました。こちらもなるべくがんばって火を通します。バスの片面が焼けたら軍手でバス持ちしてひっくり返し、こんがりとなるまで焼きあげます。

河口湖でキャンプ&バス釣りを堪能 釣ったバスとギルを調理して食べてみたこんがりとバスを焼く(提供:TSURINEWSライター・小林義典)

ごはんはダイソーのメスティン3合で炊いて沸騰してから15分ほどしたら焚火台から下ろしタオルに包み裏返しにして蒸して置いておきました。

平行してレトルトのカレー「プリキュアカレー」をヤカンで温め沸騰させておき、残ったヤカンのお湯はお味噌汁とコーヒーに使いました。

いよいよバスを食べてみることに

果たしてバスのお味はどうでしょうか。結構焦げてしまったので見た目は少し悪いのですが、大き目に箸でつまみ口に運んでみると……口の中に広がった味は淡泊で海のスズキそのもの。魚体の緑の部分に臭みがあるので金タワシで念入りに擦ったのが良かったのか、すごく美味しかったのです。

少し焼きすぎたのか、身がボロボロと崩れてしまう部分があったり、ゼラチン質みたいなぷりぷりな部分があったりしましたが、それぞれに部位による食感の違いを楽しめました。

隠し味にピリリとしたワームの塩っ気が効いていた様な気がしなくもないですね。(ちゃんと処理していますけどね。)こばちゃんは特殊な訓練を受けていますので、良い子はマネをしないで下さいね~?