■ 10億円当選

「当選!」

怪しいお金配りアカウントにレッツ突撃 応募してみたらまさかの10億円当選?
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

マジかよ。一体何等に当選したのか、仮に1等なら3億円なのですが。いくら当たったのか、ページにある「内容を確認する」ボタンをポチッ。

「3億円こい!」

怪しいお金配りアカウントにレッツ突撃 応募してみたらまさかの10億円当選?
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

「9億7800万円当選」。

ん?……どういうことだ?

当選ページは確かに「9億7800万円」と書いてあるが……「3億」じゃなく「9億!?」つまり、約10億円の当選。

なんだかよくわからない展開になってきましたが、とりあえずそのままスクロール。

すると……

はい、出ました「銀行口座」を聞いてくるパターン。

しかも「高額現金を取り扱う安全上、受け取り可能な期日は本日中」という訳のわからない制約があります。

怪しいお金配りアカウントにレッツ突撃 応募してみたらまさかの10億円当選?
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

ちなみに、仮に本当に当選した場合、怖いのが「所得税」や「住民税」がどうなっちゃうんだろう!?ということですが、質問のコーナーには、税金が引かれた後の金額が渡されるという説明が書かれていました。

怪しいお金配りアカウントにレッツ突撃 応募してみたらまさかの10億円当選?
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

つまり「全額」このままもらえる訳です。

いずれにせよ、そもそも「宝くじ」のような「くじ」を購入しているわけでもないし、安易に相手に口座番号を教えることで、なんの目的に使われるかもわからないので、適当な口座番号を入れて、離脱することにします。

その後、LINEアカウントから、キャンセル待ちによる追加配布の旨のメッセージが届きましたが、当然無視。

無視しても、どんどん送られてくるので、これは永久ループになると考え、このアカウントをブロック。

怪しいお金配りアカウントにレッツ突撃 応募してみたらまさかの10億円当選?
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

さすがに約10億円の当選金が、銀行口座の確認だけで振り込まれるとは思えませんし、ありえません。本物の宝くじの場合には、引き出しまでに本人確認の手続きなどが細かく行われます。このケースだと税金が発生するとのことなので、本来であれば税金に関する手続きも必要なはず。全てすっ飛ばして、いきなり「はい約10億円入金します」は絶対にありえません。

ある日ネットのお金配りに参加したら、「はい高額当選」という「夢物語」は絶対にありえないので、もしこのように銀行口座等を聞かれたら、入力をせず、すぐにページを閉じることをお勧めします。

ちなみにそれでもまだ「信じる気持ちがある」という人のためにお知らせしておきますが、今回潜入した相手と別アカウントからも後日接触すると、今度は「最低受け取り保証100万円」とやらの、別の怪しい企画ページに誘導されました。

しかも登録条件は「成人している」「誰にも口外しない」「銀行口座を持っている」という露骨っぷり。絶対に関わってはいけません。

怪しいお金配りアカウントにレッツ突撃 応募してみたらまさかの10億円当選?
(画像=『おたくま経済新聞』より引用)

なお、入力してしまった口座番号などの個人情報は、犯罪等に利用される恐れがあります。既にひっかかってしまった人は、最寄りの消費生活センター(188)や警察などに相談してください。

※画像一部のぼかし処理は編集部にて行っています。

(たまちゃん)

提供元・おたくま経済新聞

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