大好きなクルマにも情熱を傾けられていなかった、人生の転機
戸賀 今思えば、ちょうどMEN’S CLUBを辞める前後って、親父が亡くなった年齢に追いつき、追い越した時なんだよ。がむしゃらに働いてきて、ふと考えてみたら、いつの間にか親父の年齢を超えていた。
そんな時だったから、その時の自分の体の状態もすごく気になったし、そのままがむしゃらな生活を続けていいのか? という自問自答の日々が続いていた時期でもある。自分の生き方を見つめ直す時期だったのかも知れないよな。そんな時だったからこそ、大好きなポルシェのGT3にも、スタディのBMW5GTにも、情熱を傾けられなかったのかも知れない。
菅原 まぁ、男の50歳前後っていうのは、人生の岐路に立つタイミングのひとつであることは間違いないよな。
戸賀 確かに。でも退職が決まったら、ハースト婦人画報社は俺に、メンズメディア アンバサダーという肩書を用意してくれていた。本当に恵まれたサラリーマン人生だったと思うし、そこまでしてくれた会社や当時の社長のブゴンさんには、今でも頭が上がらないよ。
菅原 そうそう、最後に番外編ということなので、MEN’S CLUB時代最後の仕事の話しをしよう(笑)。
戸賀 最後の仕事は、8~10社の連合広告のモデルを俺がやったことなんだけど、この時の写真が巨大なポスターになって、表参道の駅をジャックしたんだよ。これは後輩が仕掛けた、『10年に渡る編集長生活お疲れ様』の感謝の意を込めたサプライズだったんだけど、何も知らされていなかったから本気でびっくり。
だって表参道の駅に自分のポスターがいっぱいあるんだよ(笑)。当時の俺は不覚にも、そのサプライズでちょっと涙をこぼした。あらためて、上司、部下に恵まれた、本当に最高のサラリーマン時代だったなぁ、とあらためて思うよ。
ところでスガ、次の愛車遍歴は、サラリーマン生活をやめて最初のクルマになる訳だけど、こちらもまた、あまり思い出が無いんだよ(笑)。でもそのおかげで、最高のセカンドカーを見つけることができたので、その話でいこうと思うんだけど、どう?
菅原 俺としては、あまり思い出が無いという、不遇のメインカーが非常に気になるんだけど(笑)。
当時の表参道駅ジャックの様子はコチラ。
https://ameblo.jp/togablo/entry-12268616639.html
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ポルシェ 911(997) GT3
全長×全幅×全高: 4460mm×1810mm×1280mm
ホイールベース:2360mm
駆動方式:RR
車両重量:1440kg
最高出力: 435 ps/ 7600 rpm
最大トルク:43.9 Kg・m /6200rpm
エンジン:水平対向6気筒DOHC
総排気量:3797 cc
価格:¥17,660,000(税込)※2010年当時
BMW 5GT(535i)
全長×全幅×全高: 5000mm×1900mm×1565mm
ホイールベース:3070mm
駆動方式:FR
車両重量:2060kg
最高出力: 306 ps/ 5800 rpm
最大トルク: 40.8 Kg・m /1200~5000rpm
エンジン:直列6気筒DOHCターボ
総排気量:2979cc
価格:¥8,780,000(税込)※2010年当時
文 菅原 晃
提供元・JPRIME
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