ABテストを行うべき媒体
ABテストはどんな媒体で行われるのか、媒体ごとにどのような検証を行えばいいのかを紹介します。
Webサイト
コンテンツマーケティングやオウンドメディアなど、Webサイトの効果を高めるためにABテストを行います。検証の主な目的は、「CV率向上」「離脱率低下」「回遊率アップ」などが挙げられます。具体的には次のような要素を検証します。
- メニューの配置や並び
- カラム数
- CTAボタンの位置
- 右下に設置する「AIチャット」「無料相談」などのボタン など
Webサイトの場合は記事単位でテストをするというより、トップページや申し込みフォームなどの重要ページのテスト・改善をすることになるでしょう。
Webサービス・アプリ
Webサービスやアプリでは、主に「UI・UX改善」「アプリのストアページの改善」が目的となります。
「UI・UX改善」ではユーザーにとっての画面の見やすさ・操作しやすさを改善するために、メニューの配置や各ボタンの大きさ・デザインなどを比較・検証します。
アプリのストアページの改善では、インストール数アップやランキング・検索結果での上位表示を目指し、テキストや画像を変更します。
広告
広告ではクリック率やCV率などを改善するためにABテストが行われます。一口に広告と言ってもABテストの対象は多岐にわたり、「SNS広告やリスティング広告」「バナー」「LP」などさまざまです。それぞれの検証要素として、次のようなものが挙げられます。
【SNS広告】
- テキスト
- 画像や動画
- ターゲティング設定 など
【リスティング広告】
- タイトルテキスト
- リンク先のページ
- 対策KW など
【バナー】
- バター内の画像やテキスト
- バナー内の各要素の配置
- リンク先のページ など
【LP】
- ファーストビュー
- 見出しの並び順
- テキストの内容
- CTAボタンの位置 など
メルマガ
メルマガのABテストは開封率やリンククリック率などの改善が主な目的となります。具体的な検証要素には次のようなものが挙げられます。
- 件名
- 本文
- 配信タイミング
- 配信先 など