小さい子にとって、左右を区別するのはちょっと苦手なもの。靴の左右を気にせず履いてしまうことも子育てあるあるの1つで、どうやって左右を区別してもらうか、試行錯誤している保護者も多いはず。人気のゲーム機「Nintendo Switch」をヒントにした、子どもが靴の左右を区別できるライフハックがTwitterで話題です。
小さい子の場合、まだまだ左右の概念がなく、靴の左右を揃えたりするのは苦手です。家であれば保護者が代わりに揃えることができますが、幼稚園や保育園では子ども自身が左右を揃える必要があります。
ゲーム機「Nintendo Switch」をヒントに、子どもが靴の左右を見分けやすくするライフハックをTwitterに投稿したのは、みのむしまろさん(@minomushimaro)。その効果を靴(上履き)の写真とともに「今までで一番左右が伝わってる気がする」とツイートしました。
みのむしまろさんは、息子さんが使う靴の内側に「R みぎ」「L ひだり」の文字とともに、Switchのコントローラー「Joy-Con(ジョイコン)」のイラストを描きました。さらに下足箱に入っている時でも分かるように、株式会社クレアフォームが販売している「くつのしっぽ」(税込980円)というお名前タグを使い、右に赤、左に紺色とジョイコンに合わせたものを装着。なお、写真ではくつのしっぽを結束バンドで固定していますが、純正パーツはゴムになっているそうです。
みのむしまろさんによると、息子さんはこの工夫により、すっかり「右はジョイコンの赤」という具合に左右の区別がつくようになったとのこと。Switchにはジョイコンの左右が同色のモデルもありますが、左右の区別がつくよう色分けされたモデルをラインナップしていることで、子どもにとって左右が身体感覚で判別できる、というデザインの優秀性が証明された形ですね。
みのむしまろさんは元々左利きで、いわゆる「お箸は右」という左右の区別法がすんなり理解できなかった、という経験から、この方法を思いついたとのこと。筆者も同じく小さい頃に左利きを右に矯正された経験があるため、みのむしまろさんの発想は、本当に秀逸だと思いました。
もちろん、これ以外にも様々な「左右の覚え方」があると思いますが、お子さんが馴染んでいるものを基準に教える、という発想はとても重要だと思います。Switchのジョイコンはひとつの例ですが、お子さんと一緒に、身の回りのものを使って楽しく覚える方法を探してみるといいかもしれませんね。
<記事化協力>
みのむしまろさん(@minomushimaro)
株式会社クレアフォーム
文・咲村珠樹/提供元・おたくま経済新聞
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