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民宿 不二野家でマタギ料理を食す
道の駅 上野で買ったものを自宅で食べてみた
民宿 不二野家でマタギ料理を食す
今回泊まったのが、上野村集落のほぼ中心にある不二野家(ふじのや)です。
地元の方も宴会などで利用される人気のお宿です。
この日も宿泊、宴会で大繁盛でした。
玄関を開けると「うわっ!」
鹿、熊、狸、雉など剥製が出迎えてくれます。
そうです。こちら不二野家のご主人は現役の猟師さんなのです。
夕食は、地元で採れた食材のオンパレード。鮎の塩焼き、猪豚のコロッケ、赤いも、こんにゃくの刺身、、、
どれも滋味あふれる田舎料理なのですが、中でも赤いも(右下)が絶品でした。地味な脇役ですが、ねっとりとした食感の赤いも(地元産)に甘めの味噌たれが絡まって、おかずにもつまみにもピッタリでした。
鮎でかっ!卵もありました。そしてこの宿の名物料理ともいえるのがこちら。
熊、鹿の鉄板焼き。左側の赤身肉が鹿で、右下の白い脂身があるのが熊です。この鍋は食べ方があってご主人が丁寧に教えてくれました。
先ず鍋にバターを落とし、鹿肉、熊肉を焼きます。しっかり焼いて塩コショウで食べます。どちらの肉も獣肉独特のクセはなく、美味しかったです。
鹿は赤身なのでヘルシーでさっぱりしています。熊は脂の甘みがじゅわっと口の中に広がり、赤身部分は噛み応えがあって、肉らしい肉を食べてるという感じがしました。
鹿と熊のエキスが染み出た鉄板に野菜を入れて蓋をし、固形燃料が燃え尽きるまで蒸し焼きにします。それをタレにつけてご飯のおかずとして食べます。これがまた美味い!
さらに不二野家名物のすいとん。
上野村産の小麦で作ったすいとんです。これも美味しかった。日によっては手打ちうどんで供されるそうです。すいとんは大きな鍋で登場し、好きなだけお代わりできます。(私3杯お代わりしました。)
そして不二野家の名物がもうひとつ!
夕食の席に一升瓶を抱えたおじさんが現れました。そう、こちらの方が不二野家のご主人、現役猟師の黒沢さんです。
カメラを向けたらこの笑顔でポーズ!いいでしょう~、最高です。
まるで田舎に帰省したかのようなフレンドリーで懐かしい雰囲気。
地元の方が仰っていましたが、黒沢さんは「ザ・上野村」なのだそうです。
豪快で優しくて人懐っこい、とっても素敵な人でした。(この後、地元酒「巌」1升瓶、空きました。。。)
お部屋は極シンプル。派手さはありませんが、布団はふかふかで優しく体を包んでくれ、ぐっすり眠ることができました。クアオルト健康ウオーキング、森林セラピー、不二野家の温かいおもてなしといった無敵の3点セットが効いたのかもしれません。
翌朝の不二野家を出たところから見える風景です。朝日が差して爽やかな朝です。
不二野家の朝食バイキング。これがまた最高でした。高級ホテルのバイキングとは違います。しかし、これが良いのです。
朝からがっつり。レタスが瑞々しくてパリッパリです。鮭の上にちらっと見える自家製ねぎ味噌。これでご飯3杯食べました。さらにさらに。。。
玉子を自分で好きなように調理できるのです。目玉焼き、玉子焼き、スクランブルエッグ、オムレツ、焼き加減もなんでもお好きなように。
仕事柄、いろいろな宿に泊まりますが、こんな宿、見たことありません。夕食も素晴らしかったですが、朝食も大満足でした(食べ過ぎた。。。)
何度もいいますが、最高の宿でした。また泊まりたいです。
【民宿旅館 不二野家】
- 住所:群馬県多野郡上野村川和134
- 電話番号:0274-59-2379
道の駅 上野で買ったものを自宅で食べてみた
さて、道の駅 上野で買ったものをさっそく自宅で食べてみました。
まずは地元の人からも声をそろえてイチオシされた猪豚カレー。
じゃーん!猪豚の肉がゴロゴロとたっぷり入っています。量も220gと多め。普通、レトルトカレーのルーはは160~180g程度ではないでしょうか。
お皿にルーを盛っていると「おっとっと」と溢れそうになるほどボリューム満点です。
ルーは奇をてらわず、スパイシーすぎず、懐かしい日本のカレーの味です。
こういうレトルトカレーはどうしてもレトルトカレー臭さが出るものですが、このカレーは母さんが鍋からよそってくれたような自然な優しい美味しさでした。変に特徴を出そうと懲りすぎていない、毎日でも食べ飽きないカレーです。
地元の人イチオシの理由がわかりました。このカレーはオンラインショップでも買うことができます。
続いて猪豚キーマカレー(560円)。
ラベルがおしゃれです。
大粒のひき肉が見えますか?食感がムキムキッと肉好きにはたまりません。これは前述の猪豚カレーに比べて洋風なテイストです。
プラム、ワイン、味噌などが入って深みのあるレストランのカレーといった印象です。こちらもお薦めです。
続いて、しいたけ生産量全国4位の群馬県。上野村きのこセンターのしいたけのお味はいかに?
特売品で1袋なんと100円。
まずは、焼きしいたけに醤油をひとたらし。しいたけの傘の裏の線(ひだ?)が見事でしょう?菌床栽培ならではの、品質の均一さと無農薬の安心安全。
食感ぷりぷり、香りが立って、新鮮さが伝わります。もう一品がこちら。
しいたけの醤油バター炒め卵とじ。個人的好みですが、味付けに塩コショウ少々とガーリックパウダーをひと振りするのがシンジーノ流です。
しいたけの旨みにコクが増して、立派なメイン料理になりうる逸品です。ぜひお薦め。
上野村はミニトマトも特産で、それを使って作られたドレッシングも評判だそうです。サラダにも良いですが、カルパッチョもおすすめだそうなので、
タコと海老に掛けてみました。トマトの芳醇な甘さとコク、さらに、にんにくが少し効いていて、とってもイタリアンです。
まさにカルパッチョにピッタリ!あ~白ワイン飲みたい。。。
十石味噌まんじゅう。
見た目、どこでも見かけるような温泉まんじゅうのように見えます。
これをパカッと割ってみると、
中の餡が黒ではなく茶色です。十石味噌が練りこんであってふんわり甘じょっぱい、でも濃すぎない上品な味で、私一気に3個食べてしまいました。いわゆるこの手の餡まんじゅうとは違う味です。周りの皮もしっとりしていて餡と皮が絶妙のバランスなんです。このおまんじゅう、レベル高っ!
見てください。缶詰肉というよりは角煮です。肉がゴロッゴロ。バラ肉なのでトロトロでほろほろです。じゅわ~と旨みが口の中に溢れます。
「756円ってちょっと高いかな~」と思いましたが、それだけの価値はあります。
肉も旨いが、タレも旨い。
醤油、砂糖、酒をベースににんにく、生姜が入っており、このタレをごはんや野菜にかけても美味しいです。
こちらも地元の方おすすめの上野村産しいたけの佃煮。
これは味噌味の佃煮です。普通の佃煮に比べ、甘みが引き立ち、塩味がまろやかで柔らかく、しいたけのぷりんぷりんの食感が加わって、ごはんのおかずに一等賞!の味です。
思わずごはんをお代わりしてしまいました。