目次
森林セラピーで五感が鋭くなる
スカイブリッジから360度ぐるっと上野村を感じる
森林セラピーで五感が鋭くなる
続いて森林セラピー体験。
森林セラピーとは?
森には、人間を癒し、健康に導く力があることが実証されています。
森林セラピーは、科学的な証拠に裏付けされた森林浴です。
森を楽しみながらこころと身体の健康維持・増進、病気の予防を行うことを目指します。
森の中で呼吸法やヨガ、アロマテラピー等を組み込んだ心のリラクセーション・プログラムや、ウォーキングやノルディックウォーキングの運動を通じた身体のフィットネス・プログラムを行う森、温泉やヘルシーな郷土料理を楽しめたり、医師と連携して健康相談を行う森もあります。
森林セラピーを楽しめる「森林セラピー基地」と「セラピーロード」は、現地と都会で比較実験を行い、癒しの効果・病気の予防効果が科学的に認められたお墨付きの森です。
2006年から認定が始まり、現在では全国に63ヶ所誕生しています。森林は迷いやすい・怖い・急勾配で疲れる、などのマイナスなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、認定されている森は明るく、ロードのほとんどが緩やかな勾配です。
中には車いすでも入ることのできるバリアフリーのロードもあります。
森に訪れる人をご案内するのは、「森林セラピーガイド」や「森林セラピスト」です。
森林セラピーのプロである森林セラピーガイド・セラピストたちは、森を通じて心とからだの健康を維持・増進していくための補助と助言を行っています。
森林セラピーとはハイキングでも登山でもなく、健康のために森に入る、新しい森の楽しみ方です。(森林セラピーソサイエティサイトより引用)
こちらも森林セラピー認定ガイドさん同行で森の中に入っていきます。
上野村では、「中之沢源流域自然散策路」が森林セラピー基地として認定されています。国交省の水質調査で「関東でもっともきれいな川」として証明された神流川(かんながわ)の源流域のひとつに沿って歩くコースです。
先ほどのクアオルト健康ウオーキングコースよりももっと傾斜の少ないフラットなコースでした。
広い場所で、アルミのクッションシートを敷いて、靴を脱いで寝っ転がります。
寝っ転がって目に入る世界はこんな景色です。
呼吸がポイントなのだそうで、鼻から吸って口から吐く腹式呼吸でしっかり空気を吸って吐きます。それを続けます。
風を感じ、ぼこぼこっという川のせせらぎ、木々のざわめき、鳥のさえずりを聴きながら約15分間、ぼーっとしていました。
五感が研ぎ澄まされ、感覚が鋭敏になっていくのがわかります。ストレスやイライラがほどけていき、とてもリラックスして気持ちよくなっていきます。
朝すっきり目が覚めた時の気持ちよさに似ていました。自然(風、空気、匂い、音)の中で人間は癒されることを実感しました。
この日は、たて続けにクアオルト健康ウオーキング、森林セラピーと2つ体験しても疲れを感じることはありませんでした。これくらいが適度な運動量なのでしょう。そして夜もぐっすり眠れました。
スカイブリッジから360度ぐるっと上野村を感じる
派手な観光素材は少ない上野村ですが、村のシンボル的観光スポットが、こちらスカイブリッジです。
標高700mの山の上にある「川和自然公園」と「まほーばの森」を結ぶ長さ225mの歩行者専用吊り橋。まさに天空回廊。高さ90mからの景色は空中散歩をしているかのようで絶景です。観光スポットですが、橋を渡る料金はなんと100円。10:00~15:30の間には30分おきにしゃぼん玉が舞うそうです。デートスポットにぴったりですね。
このスカイブリッジ上からも紅葉を楽しむことができました。
村の面積の約95%が森林ということがはっきりわかります。ほんと森だらけ(笑)。
スカイブリッジには朝訪れたのですが、朝日に照らされ、山々の美しさが鮮やかに輝いていたのが、今でも私の目に焼きついています。