多魚種と対面
そこからはポイント事にニジマスや小型のヤマメ、アベレージサイズから尺上クラスのアメマスが次々に舞い込んできます。そうこうして退渓地点近くの定番ポイント、小さな淵ですがいつでも何かしらが居るポイントです。
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7gのスプーンを落ち込みに落としてドリフトさせていくと何か大きな魚がサメのように背鰭で水面を切り裂きながら追いかけてきます。すぐにUターンして消えましたが再キャストして同じラインをトレースさせると何かがスプーンをひったくっていきました。
すかさずアワセを入れるとズシっと重さがロッドに乗りますがイマイチ引きません。そこでよく見てみるとかかったのは体が少し白くなった、50cmくらいの鮭でした。見た感じ産卵を終えたばかりの個体ですがそれでも川での採捕が禁止されている魚なのでどうしようかと思った矢先にルアーが外れてくれました。
最終ポイントで40cmアメマス
鮭がかかった後、退渓地点までは小さな個体からの反応ばかりでした。一度川から上がり、下流まで下がり、今度は薮を漕いで実績ポイントに直行します。秋も深まり濃かった薮も葉を落として枯れてきたので比較的簡単に歩けるようになっています。
ポイントに到着するとまず45mmのシンキングミノーをアップクロスでドリフトさせて居るであろう魚にアピールしていきます。カバー際にうまくルアーを投げ込み、フォールさせてボトム付近で細かくシェイクして誘いを入れて目の前までルアーが戻ってきた時にUターンさせます。
ミノーの頭が上流を向いた瞬間、ボトムからヌヌッと良型が浮いてきたかと思えばそのままミノーのテールに齧り付きました。1秒に満たない間を置いてからフッキングするとグリグリとイワナ族特有の首振りで抵抗してきます。ラインテンションを緩めると間違いなくバレるのでしっかり維持しながらダッシュをいなします。
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何回目かのダッシュをかわして掬いあげたアメマスは秋色に染まった雌でした。サイズを測ると40cm、まあまあのサイズでしたが贅沢は言えません、ささっと撮影してリリースします。
釣りか何とか成立するのは12月初旬の本格的な積雪が始まるまで。大体あと1ヶ月と少しですが安全第一で心に残る1尾を手にできたらと思います。
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<小峠 龍英/TSURINEWSライター>