3マッチパズルゲームの寿命は長い

 最近は「MARVEL」とのコラボイベントを開催し、App Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)で1位を獲得。eスポーツ大会や、全国7カ所で開催される『ガンホーツアー』などのオフラインイベントも大盛況だ。岩崎氏によると、現在も一定の人気を維持している理由は、パズドラが3マッチパズルゲーム(同じブロックを3つ揃えて遊ぶゲーム)である点が大きいという。

「3マッチパズルゲームは、一度辞めたユーザーが復帰しやすいことが強みです。たとえばRPGの場合、ユーザーが久々に復帰した時には、見たことのない魔法や敵だらけになり、まるで新しいゲームのようになってしまい、プレイするのがつらくなることがあります。その点、パズルゲームは一度ルールを覚えれば、いつでも違和感なく遊びやすい。さらに、一定期間プレイするとカードなどの資産が築かれ、ユーザーは完全には辞めにくくなり、たまにログインして遊ぶ状態が続く。そのため、パズドラに限らず、一定数以上のユーザーを集めた3マッチパズルゲームは、サービスがなかなか終わらないという現象が起きています。『Candy Crush Saga』『Homescapes』『Gardenscapes』のように長期運営が続く3マッチパズルゲームは多いです」(岩崎氏)