アメリカは世界の警察に戻るのか?

以上、バイデン大統領のウクライナ危機への手腕を拘束している要因について考察を試みた。

アメリカが内向きなことは新しいことではない。大がかりな対外戦争をした後は大概孤立主義に走るが、外部からのショックを受けて対外関与を再び強める傾向を取ってきた。

しかし、自国の経済、文化、人種に依拠した構造的な問題が噴出しているアメリカに再度リーダーシップをふるう気力はあるのだろうか? アメリカが従来のパターンを繰り返すか否かを同盟国は注視している。

文・鎌田 慈央/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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