タクシー広告の事例

タクシー広告はサービスや企業の知名度向上への影響が大きいマーケティング手法だといわれています。費用対効果が高く、特に富裕層向けの高単価の製品やサービスのリリース直後に利用するのが効果的です。実際にどの程度の成果が見込めるのか、参考となるタクシー広告の事例を3つご紹介します。

事例1.株式会社HERP

株式会社HERPは、2019年8月19日〜10月6日の期間に東京・神奈川およそ1万台でタクシー広告を配信しました。同年に自社でリリースしたスクラム採用プラットフォーム「HERP ATS」の認知獲得を目的に、タクシー広告を活用しています。

現在「HERP ATS」はサービス名を「HERP Hire」に変更。2023年4月時点で利用者企業1500社を突破しているほか、BOXIL SaaSセクション 採用管理システム(ATS)部門 No.1を獲得するなど、着実にサービスを拡大しています。

リリースしたばかりのBtoB向けサービスの認知拡大施策としてタクシー広告をうまく活用した好事例です。

参考:HERP Hire

参考:【スクラム採用プラットフォームHERP ATS】タクシー広告を東京・神奈川エリアで展開スタート!

事例2.株式会社SUPER STUDIO

株式会社SUPER STUDIOは、EC基幹システム「ecforce」のタクシー広告を配信。約3ヶ月間タクシー広告を流したところ、配信期間中の受注件数は、配信開始前の70%増と大幅に向上したと発表しています。

「ecforce」のタクシー広告動画には、タレントのなかやまきんに君を採用。名画の世界に入り込んだという設定で、名画のワンシーンを再現する構成となっています。情報は限定し、最後に「売り上げの漏れないECカート」「ecforce 法人向けECカート」のメッセージのみが表示されます。

一貫したシンプルなメッセージとインパクトのある動画で視聴者に強い印象を残し、それが受注数増に繋がった好事例です。

参考:ecforce

参考:PR TIMES「ecforce新CM「牛乳を注ぐ男」篇が11月7日(月)より公開!なかやまきんに君が"あの名画の世界"に登場!ツボにも、カートにも、穴があると無駄になる!」

参考:日経クロストレンド「きんに君起用のタクシー広告 異例の構成で受注件数70%向上」

事例3.医療法人社団直悠会

医療法人社団直悠会にしたんクリニックは、タクシー広告メディア「GROWTH」に継続的に広告を出稿し続けることで知名度向上を成功させています。

2020年7月のPCR事業を立ち上げ、認知拡大のマーケティング施策のひとつとしてタクシー広告への出稿を開始。テレビCM放映も同時に行うことで、短期間で収益を最大化させています。

にしたんクリニックのタクシー広告は、船越英一郎・黒木瞳・郷ひろみ・3時のヒロインと著名な芸能人を起用しているのが特徴。わかりやすさとインパクトを重要視した構成と「にしたん」をひたすら繰り返す印象的な音楽で、視聴者に広告を印象づけています。

タクシー広告を知名度向上に特化して戦略的に利用した、参考になる好事例です。

参考:にしたんクリニック

参考:PR TIMES「郷ひろみと3時のヒロインがにしたんクリニックの新TVCMに出演-郷ひろみが金色に輝くスパンコールの衣装でジャケットプレイを披露!-」

参考:DIGDAY「にしたんクリニックはなぜタクシー広告 GROWTH に広告を出し続けるのか?:エクスコムグローバル西村誠司代表が語る、最強のマーケティング戦略」