タクシー広告の仕組み
タクシー広告は車内の情報が少ないことを利用したサービスです。フロントシートの後ろに設置したディスプレイと乗客との距離はおよそ60cm。10インチ程度と小さめのタブレットながら、ノイズが少ない環境とディスプレイの近距離を利用し、乗客に広告をしっかりと視聴させる仕組みになっています。そのため、高い費用対効果を期待できます。
タクシー広告は配信枠の数や順番が決まっているのも大きな特徴です。例えば、TOKYO PRIMEを利用して東京で配信を行う場合、最大60秒のFULL動画は週に1枠、HALF動画は週2枠と配信可能な数が決まっています。
配信される順番も決まっており、乗車直後に放映されるのは60秒広告、続いて30秒枠、15秒枠、静止画と順番に流れます。長時間の乗車の場合は広告が最後まで流れますが、短時間の乗車の場合は後ろの広告は放映されない可能性もある点は留意しておきましょう。
参考:日経社「プロモーション タクシーサイネージ」
タクシー広告の効果・メリット
タクシー広告は、ほかの広告出稿では得られないメリットがいくつかあります。密室を利用したタクシー広告ならではのメリットを4つほどご紹介します。
経営者や富裕層へのリーチが期待できる
タクシーは全国で年齢・性別を問わず利用されている移動手段です。利用者のなかでも特に多いのが、経営者や課長以上の役職者などの富裕層。東京23区を中心に走行するタクシーに広告を設置できる「GROWTH」の調査では、全体の約3割が経営者というデータも明かされています。
日常的にタクシーに乗車する富裕層へのリーチを期待できるのは、タクシー広告を利用する大きなメリット。経営者向けのBtoBサービスや富裕層向けの高額サービスなどの認知を拡大するのに効果を発揮します。
密室・目の前で放送されるため視聴率が高い
タクシーは密室であり、外部の情報が遮断されています。広告のなかでもタクシーサイネージはフロントシートの後ろにディスプレイが設置されており、目の前で自動的に広告が流れるため、自然に視聴を促せるのがメリットです。
動画広告の長さは最大でも60秒とちょうど良い尺であることもポイント。インパクトのある広告も多く、乗客は飽きずにコンテンツを視聴できます。
動画の場合はサービス内容の理解が促進される
タクシー広告のなかでも動画を用いたタクシーサイネージの場合は、サービス内容の理解を促進できるメリットがあります。静止画に比べてさまざまな情報を盛り込めるほか、Webサービスであればどのように使えるのか、動画を用いた説明ができるので理解促進に繋がります。
動画に加えて音声も利用したタクシーサイネージであれば、万が一、乗車時に画面を見ることがなくても音声でサービスを印象付けられます。
顔認証の機能で、ターゲットを絞り込みできる
タクシーサイネージのなかには、顔認証機能を備えたタブレットを採用している広告もあります。ターゲットを性別・年齢程度まで絞り込みでき、ターゲットに応じて適切な広告を配信できます。