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飫肥名物「おび天」「厚焼卵」をお屋敷で堪能!
まとめ

飫肥名物「おび天」「厚焼卵」をお屋敷で堪能!

街をひとめぐりしてお腹がすいたら、名物料理を食べてひと休みしましょう。飫肥の郷土料理として有名なのは「おび天」と「厚焼卵」。おび天は魚のすり身に豆腐、黒砂糖、味噌などを混ぜて揚げたもの。厚焼卵は殿様に献上されたもので、飫肥では今でも祝い事には欠かせないものだそう。

城下町には、これらを食べられる店が複数あります。筆者は武家屋敷通り(横馬場通り)にある「服部亭」で、これを食べてみました。飫肥城のすぐ近くにある築100年以上のお屋敷で、日本庭園を眺めながら郷土料理のランチを楽しめるお店です。

【宮崎】九州の小京都、飫肥(おび)の江戸情緒あふれる街並みを歩く
(画像=<武家屋敷通りにある服部亭>、『たびこふれ』より引用)

案内された部屋は、一枚板の重厚な座卓が並ぶ広い和室。端正な床の間や窓格子の向こうに広がる美しい庭園が、いかにも城下町の豪奢なお屋敷という雰囲気です。

【宮崎】九州の小京都、飫肥(おび)の江戸情緒あふれる街並みを歩く
(画像=<美しい庭園を眺めながら食事ができる>、『たびこふれ』より引用)

お膳に乗って運ばれてきたお料理は、飫肥すし、お刺身、白和え、おび天、厚焼卵など、盛りだくさん。日南海岸で水揚げされた魚のすり身を使うおび天は、豆腐が入っているためふわっとした食感。優しい甘みと奥深いうまみが口の中で広がります。

厚焼卵は上品な甘さとまろやかな舌触りで、プリンのような美味しさ。これが殿様も食べた味か...!と親しみを覚えました。

伝統の味を歴史ある建物の中で味わえることも飫肥の大きな魅力です!

【宮崎】九州の小京都、飫肥(おび)の江戸情緒あふれる街並みを歩く
(画像=<服部亭の盛りだくさんのランチ>、『たびこふれ』より引用)
【宮崎】九州の小京都、飫肥(おび)の江戸情緒あふれる街並みを歩く
(画像=<左上が厚焼卵、右上がおび天>、『たびこふれ』より引用)

まとめ

江戸時代の面影を今に残す飫肥は見どころがいっぱいです。以下の点をお心に留めながら、散策を楽しんでくださいね。

  • JR飫肥駅から飫肥城までは徒歩で15分ほど
  • 飫肥観光駐車場(150台)は無料。飫肥城へは徒歩3分ほどの距離にあり、便利
  • 飫肥城には復元された大手門や往時を偲ばせる石垣がある。江戸時代初期の御殿を参考に建てられた「松尾の丸」では、身分の高い武士の暮らしぶりを体験ができる
  • 飫肥城、豫章館、小村寿太郎生家および記念館、後町通りの鯉の遊泳地などの主な見どころは、徒歩でまわることができる
  • 飫肥で味わいたい郷土料理は「おび天」と「厚焼卵」。城下町にこれらを食べられるお店が複数ある

それでは、江戸情緒あふれる街並みをめぐる素敵な旅を!

文・写真・朝茶/提供元・たびこふれ

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