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「松尾の丸」で城主の暮らしを体感!
風情ある武家屋敷通りと小村寿太郎の生家

「松尾の丸」で城主の暮らしを体感!

旧本丸跡へ至る階段の手前には、飫肥城に配された11の曲輪のひとつ、松尾の丸があります。こちらには、1979年に江戸時代初期の御殿を参考に建てられた「松尾の丸御殿」があり、身分の高い武士の生活を体験することができます。

特に人気があるのは、殿様になった気分で記念撮影ができる「御殿の間」。床の間の違い棚や甲冑を背景に、脇息に寄りかかりながら厚畳の上に座って写真を撮ることができるのです。まるで時代劇の1コマ!筆者が訪れたときも、外国人観光客がノリノリで写真を撮っていました。ぜひ試してみてください!

【宮崎】九州の小京都、飫肥(おび)の江戸情緒あふれる街並みを歩く
(画像=<藩主の暮らしぶりがわかる御殿 松尾の丸>、『たびこふれ』より引用)
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(画像=<殿様になったつもりで脇息に肘を置きたい御殿の間>、『たびこふれ』より引用)

松尾の丸の湯殿も必見です。こちらは京都の西本願寺、聚楽第から移築されたと言われる飛雲閣にある湯殿を復元したもの。こけら葺き、総檜造りの豪華な蒸し風呂を見ると、殿様はこんなお風呂でくつろいでいたのか...と親近感が湧いてきますよ。

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(画像=<唐破風付きの立派な蒸し風呂>、『たびこふれ』より引用)

松尾の丸御殿

  • 住所: 宮崎県日南市飫肥10丁目1番1
  • 開園時間: 9:30~17:00(最終入園時間 16:30)
  • 定休日: 12/29~12/31
  • 入館料: 大人 300円/高校生・大学生 200円/小・中学生 100円

風情ある武家屋敷通りと小村寿太郎の生家

飫肥城の大手門を出ると、伝統的な建築物が並ぶ武家屋敷通り(横馬場通り)がのびています。城のすぐ近くには日本外交の礎を築いた明治時代の外交官、小村寿太郎の生家があります。立派な石垣に囲まれた情趣のある日本家屋です。

桂太郎内閣で2度も外務大臣をつとめた小村寿太郎ゆかりの建物として、市が改修整備を行い、2004年から公開しています。式台の付いた正玄関と、右側に脇玄関を設けた、伝統的な建築は落ち着いた雰囲気。絵になります。

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(画像=<武家屋敷通り>、『たびこふれ』より引用)
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(画像=<小村寿太郎の生家>、『たびこふれ』より引用)

通りの向かいには、小村寿太郎の生涯や偉業を紹介する「小村寿太郎記念館」もありますよ。国際交流や文化活動にも活用されています。

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(画像=<小村寿太郎記念館>、『たびこふれ』より引用)