高知県屈指の人気スポットといえば、グルメやお土産が満載のひろめ市場! 高知県人のおきゃく文化(「おきゃく」は土佐弁で宴会のこと)を体感しながら、屋台形式で美味・珍味を気軽に味わうことができるイチ押しの場所で、いつも多くの人で賑わっています。

今回は、そんなひろめ市場で土佐の食文化を味わい尽くしてきました。高知県在住8年目の筆者がおすすめのお店はもちろん、ひろめ市場を楽しむためのコツなどもまとめてお伝えいたします。高知県を訪れたら、ぜひ立ち寄ってみてください。

目次
1. まず「ひろめ市場」とはどんなところか、ざっくり解説!
2. みんな気になる!「ひろめ」の由来

1. まず「ひろめ市場」とはどんなところか、ざっくり解説!

ひろめ市場とは、高知市随一の繁華街という最高のロケーションの中にある、グルメとショッピングの施設です。

市場は「お城下広場」や「龍馬通り」など8つのブロックから構成されており、飲食店、お土産物屋や雑貨店など60店舗以上が並びます。高知名物の鰹のたたきや各種のお惣菜、地酒や珍味など、あらゆる高知の食文化に出会うことができるスポットです。

ひろめ市場の特徴1:屋台形式で気軽に楽しめる!

ひろめ市場で土佐の食文化を味わいつくしてきた
(画像=『たびこふれ』より引用)

ひろめ市場の特徴の1つは、気軽な屋台(フードコート)形式であること!

市場内のいたる所にテーブルと椅子が用意されていますので、市場内のどのお店からでも好きなものを買って、席について食べることができます。あのお店の鰹のたたき、このお店の総菜、あちらのお店の地酒やビール、など、好きなものを選んでずらり並べちゃいましょう。自分だけの「高知まるごと」食卓の完成です!

ひろめ市場の特徴2:朝から心置きなく飲める!

ひろめ市場で土佐の食文化を味わいつくしてきた
(画像=『たびこふれ』より引用)

ひろめ市場では、月曜日から土曜日までは朝10時、日曜日は朝9時からお酒が飲めます。「平日の明るいうちからお酒なんていいのかしら?」という心配は、ここではご無用。朝一番から待ち構えた観光客や地元のおんちゃん(土佐弁でおじちゃんのこと)でワイワイ賑わうひろめ市場は、まさに呑べえ天国といえるでしょう。気が付いたら隣の人と一緒にお酒を飲んでいた、なんてことも、ごく日常の風景です。

ひろめ市場の特徴3:高知県のさまざまな美味が集結!

ひろめ市場で土佐の食文化を味わいつくしてきた
(画像=『たびこふれ』より引用)

東西に広がる高知県、エリアによって美味しいものが多種多様なのですが、旅行で回るのはかなり大変です。短い時間で高知の美味しいものをなるべく多く試したい、という欲張りさんにはひろめ市場がうってつけ。ここに来れば土佐の食の魅力をあますことなく堪能できること間違いなしです。

2. みんな気になる!「ひろめ」の由来

さて、「ひろめ」という名前ですが、どんな意味なのかちょっと気になりませんか?

実は現在のひろめ市場がある場所の付近には、かつて土佐藩の家老、深尾弘人蕃顕(ふかおひろめしげあき)のお屋敷がありました。屋敷が消えた後も、その一帯は地元の人から親しみをこめて「弘人屋敷(ひろめやしき)」と呼ばれていたそうです。地域活性化を目指して作られた「ひろめ市場」の名前には、こうした地元に根差した歴史的背景があったんですね。

また、この名前をもじって、ひろめ市場の基本コンセプトは、

  1. 高知の新しい観光スポットとして、高知の衣食住文化を「ひろめる」
  2. 高知の人情・人となりを「ひろめる」
  3. 高知の基礎知識・芸術・文化を「ひろめる」 と定められています。

ひろめ市場は、こうした高知県の魅力を発信する基地として、1998年の開業以来、県内外のお客様を惹きつけてやみません。