秘書の年収の目安

秘書の年収はおよそ520万円程度といわれています。社長や役員など、どの役職の秘書を行うのかによって年収には差があり、大手企業や外資系企業の秘書ともなると年収1000万円を超えることもあります。

年収が高い分、求められるスキルや知識のレベルも上がることは留意点。英語での対応や業界の専門知識が必要な場合も多いので、秘書で高収入を狙うのであればスキルアップは必須です。

秘書の仕事のやりがい

秘書の仕事のやりがいは、上司から感謝の気持ちを伝えられることです。臨機応変な対応ができたり、ビジネスマナーを評価されたり、取引先からの評判が良かったりすると、役員から労いの言葉をかけられることがあります。

人を支える業務が多く、自ら目立つことはしない職業のため、自分の働きに目を留めて感謝の気持ちを伝えられると、やりがいを感じられます。信頼を得て業務を任せてもらえることもやりがいのひとつになります。

未経験から秘書になるための方法

秘書は未経験でもなることのできる職業です。入職にあたって求められる資格や学歴もありません。必要なのは、基本的なビジネスマナーや社会常識、社会人として身につけておくべきPCスキルです。

未経験から秘書にはなれるものの、実際のところ求人は少ないのが実情です。そんなときは、第二秘書の募集を探すのがおすすめです。第一秘書の元で、秘書として必要な能力や対応は何か、実務を通して学ぶことができます。

秘書に求められるスキル

秘書になるには、社会人として基本的なマナーや業務遂行スキルが必要です。上司の仕事をサポートするため、それらが高いレベルで求められます。具体的にどんな能力が必要なのか、秘書に求められるスキルを4つに分けて解説します。

基本的なビジネスマナー・社会常識

秘書として基本的なビジネスマナーや社会常識は最低限身につけておきましょう。基本的なビジネスマナーとは、メールや電話の対応方法や話し方、言葉遣い、名刺交換などです。

ほかにも、身だしなみや表情、勤務中の態度もビジネスマナーに含められます。秘書は社長や役員に代わって社内外の人とやり取りを行います。秘書の対応ひとつで社長や役員へのイメージが変わるため、基本的な社会常識は身につけておく必要があります。

基本的なPCスキル

秘書は業務は多岐にわたり、かつ業務量も多いため基本的なPCスキルがないと仕事がスムーズに進みません。

Word・Excel・PowerPointなどOfficeソフトを使えることはもちろん、Googleが展開しているMeet・Calendar・Sheets、SlackやChatworkなどのチャットツールと便利ツールを使いこなせることも重要です。

コミュニケーション能力

秘書は、電話・メール・来客と外部の方とさまざまなやり取りを行います。社内との調整も多いため、高いコミュニケーション能力も必須です。

相手に好印象を与えるマナーと人柄を身につけておくと、業務をスムーズに行えます。社内では日頃からさまざまな部署の方とやり取りをし、必要に応じてフォローに回るなど、柔軟かつ臨機応変な対応ができるとベターです。

スケジュール管理能力

秘書の仕事はスケジュール管理能力がないと成り立ちません。社長や役員が本来の業務に集中できるようサポートするため、スケジュールを先回りして業務を行う必要があるからです。

1日・1週間・1ヶ月単位で予定を把握し、上司が余裕を持って取り組めるようにスケジュールを組みます。出張や外出が多い場合は移動時間を考慮しつつ、新幹線や飛行機の手配も行います。