地価の上昇が続き、マンションなどの不動産価格も上がり続けているものの、エリア別には違いがみられるようになってきました。これからマイホーム購入を場所選びから始めようと考えている人は、エリア別の地価動向をシッカリと見極めて、将来性のある場所を選択したいところです。

ジワジワと天井感が強まっている

 不動産情報サイトの「ノムコム」を運営する野村不動産ソリューションズでは、四半期に一度「住宅地価格調査」を実施しています。公的指標としての「公示地価」「基準地価」は、全国の調査地点を網羅して平均的数値を出していますから、大都市圏からみると、上昇率などが実態とかなり違っているのではないかという印象があります。

 それに対して、ノムコムの「住宅地価格調査」は、野村不動産ソリューションズの仲介店舗である「野村の仲介+(PLUS)」の営業エリアにおいて、調査地点を選択、通常取引を想定して実勢価格を査定、その結果を要約しています。不動産仲介店舗のある、取引の盛んなエリアでの実態調査ですから、より実情に則したデータということができるでしょう。これから住まい選びをスタート、まずはエリア選びから始めようとする人にとっては、たいへん参考になるデータではないでしょうか。