Pythonプログラマーの労働実態や収入の現状

 実際にPythonプログラマーとして働いているエンジニアはどのような業務内容で、どれくらいの収入を得ているのだろうか。

「一般的にPythonエンジニアは平均給与が高いといわれています。しかし実際に平均値を押し上げているのは、Python×データサイエンス・AI領域でのエンジニアでしょう。このようなスキルを持った人材は高学歴なうえに学生時代から実績も豊富で、大企業や好調なベンチャーで活躍することで高収入を実現しています。

 一方、プログラミングスクールや職業訓練校でスキルを学んだだけでは、数学や統計学、ディープラーニングなどのかけ合わせが必要なPython×データサイエンス・AI領域で活躍することは難しいため、請負でのウェブ開発や派遣エンジニアとして働くケースが多いです。この場合、最初の数年は年収300万円台が現実的でしょう。また業務内容や労働実態についても、Pythonだから特別ということはなく、大企業はホワイトな働き方で、中小企業や派遣はブラックな働き方となってしまう傾向はあるかもしれません」(同)