■ 実践した対処方法も男女で差がでる結果に
現在または過去に更年期症状を自覚する男女各400人を対象にした調査を見てみると、更年期症状について「対処した」と答えた人は男性が33.5%、女性が41%という結果に。

実践した対処方法については、男性の約半数が「休息・睡眠時間を増やす」など消極的な回答をする一方で、女性は58.5%が「病院を受診」。次いで37.8%が「サプリメントを増やす」など積極的な意見が多く、対処の方法にも男女で違いがあることがわかります。

更年期症状を自覚しながらも「対処していない」と答えた133人にその理由を聞いたところ、男女ともに「この程度であれば我慢できると思った」が最も多い回答でした。

また、男女で比較すると、男性のほうが「調べたことがない」、「どのように調べればいいかわからない」といった人が多い傾向にあることがわかります。

他に、更年期症状を自覚する人、しない人を含んだ男女各600人へのアンケートによると、ほとんどの人が更年期の時期を「ネガティブな時期」と捉えており、2022年の調査時と比べ、「更年期が来てほしくない」と感じる人が増加傾向にあるそうです。


■ 生活に支障をきたすほどの更年期症状は「病気」である
今回の調査結果を受け、日本初の男性外来を開設した順天堂大学医学部教授の堀江重郎先生は、男性は本人が更年期症状に気付けていないことが多いと指摘。「医療機関を受診し、専門医の治療やカウンセリングを受けることで、短期間に改善することもあります」とアドバイスしています。
産婦人科医で漢方診療も行う丸山綾先生は、女性の更年期症状は個人差が大きく様々であるが、「生活に支障をきたすほどの更年期症状」は「病気」であることを正しく認識し、医療機関への早めの受診をすすめています。
また、更年期症状は社会全体の問題であるとして、「産休・育休・介護休暇の流れで『更年期休暇』の導入も検討していただきたいですね」とコメントしています。
【調査情報】
・調査名:男女の更年期に関する実態調査(2023年)
・実施時期:2023年9月12日~9月14日
・調査手法:インターネット調査
・調査対象:全国の20代~60代男女各600人(うち、更年期の症状を自覚する40代~60代男女各100人)、過去に更年期症状を経験した男女各100人ずつ
情報提供:ツムラ
提供元・おたくま経済新聞
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