モンスター級のヒラメが釣りたい!ということで、昨年に引き続き今期も絶好調の北茨城沖へ出かけてきました。5度目の挑戦で念願の5kgオーバーを浮上させることに成功した釣行をレポートします。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

北茨城沖のヒラメ釣りで5kg超えモンスターをキャッチ【第15隆栄丸】

北茨城沖(小名浜沖)のヒラメ釣り

この海域でのヒラメ釣りは、遊漁船でのターゲットとしては歴史が浅く、第十五隆栄丸では今年で4シーズン目を迎えたばかり。今の所、7月に開幕し年内まで続くパターンが定着しています。

ヒラメ釣りをはじめる前は、この期間はマダラ釣りを看板としていたのですが、最近は温暖化の影響なのか「タラは岩手まで行かないと釣れない」とのこと。そこで苦肉の策で始めた釣り物なのだそうです。

当初はデッドベイト(冷凍イワシ)をエサとして使っていたのですが、喰いはイマイチとのことで(それでもそこそこ釣れた)、朝一でアジ釣りをやるようになり、昨年から12月の茨城沖ヒラメ釣り全面解禁に合わせ、仕入れた生きイワシで釣る、といった具合に年々進化しています。

大型が釣れる

そんな苦肉の策ではじめたヒラメ釣り。ポイントは港近くから小名浜沖、更にその北までと広範囲にわたっており、どこも釣れるサイズが大判揃いであることから、「今まで手を付けていなかったポイントばかり」という印象。そう、この海域で釣れるヒラメは中大型がほとんど。1kg以下は稀で、大抵は大判が釣れまくった後の流して混じる程度。

漁礁の上を狙う、ということで独特の難しさがあるのですが、船中の半数近くが鹿島ヒラメ釣り大会優勝クラスを上げる、なんていう日も多々。好調が続いている今期、筆者も一発大判を仕留めたいという期待と希望を胸にやってきました。

タックル&仕掛けなど

竿はオモリ80号を背負える2.7m程度ヒラメ竿があればベストなのですが、持ち続けることが疲れるから軽いショートロッド、置き竿重視で長め柔らかめを選択するなど、船中を見渡すとそれぞれの好みで、結構極端に分かれていました。

しかし、あえて言うならポイントはほぼ「根の上」なので、自信がなければやや硬めに振った方が正解。実際、柔らかい竿が好きな筆者は、幾度か油断し、根に潜られてしまいました。

リールはPE3号を100m以上巻いたもの。水深は最深部で45m前後と、ヒラメ釣りにしてはやや深めであることから、船中見渡すと電動7割といったところ。もちろん、手巻きでも問題なし。好みで選んでください。

特記すべきは仕掛けで、船長は最低ハリス8号と言っていましたが、情報収集した所みなさん色々と苦い経験をされているようで、10号~との答えが返ってきました。また、捨て糸は漁礁の上を攻めるということで短め一択。20~30センチ程度にし、必ず底を1~2m切るようにしましょう。また、日によっては水中ライトが有効な日もあるので、一応道具箱に入れておくと安心です。

最後にクーラーボックスですが……船には普通に60~80リットルが並んでいました。

北茨城沖のヒラメ釣りで5kg超えモンスターをキャッチ【第15隆栄丸】これだけ見ると、到底ヒラメ船には思えない(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)