未来を見据えたファーストクラス「グランドスフィア(grandsphere)」

2021年9月2日に「ドイツ国際モーターショー(IAA:Internationale Automobil-Ausstellung)2021」で発表された「グランドスフィア」は全長5.35mのセダンモデルで観音開きのドア(Bピラーレス)のデザインが与えられており、自動車を”体験型デバイス”へ変化させることをコンセプトにドライバーを可能な限り運転操作から解放し、全ての乗員にカスタマイズされた車内体験の提供を目的に考えられているとのことです。
具体的にはデジタルデトックス(一定期間スマホやPCから距離をおくこと)も実現しており、自動運転モード時にはステアリングホイールやペダル類は前方に格納、運転機能を使用しない時はメーターパネルなどのディスプレイは表示されず、パーソナライズされたインフォテイメントシステムによって全ての席において好みのエンターテインメント(映画視聴等)やビデオ会議の機能が提供されます。

アウディが提唱する自動車の未来とは?【自動車業界の研究】
(画像=grandsphere(Audi)、『CARSMEET WEB』より引用)
アウディが提唱する自動車の未来とは?【自動車業界の研究】
(画像=grandsphere rear(Audi)、『CARSMEET WEB』より引用)
アウディが提唱する自動車の未来とは?【自動車業界の研究】
(画像=grandsphere interior(Audi)、『CARSMEET WEB』より引用)

シティにおけるスペーストラベル「アーバンスフィア(urbansphere)」

2022年4月19日に発表された「アーバンスフィア」は全長5.51mでスフィアコンセプトにおいて最大のサイズを誇ります。デザインは「グランドスフィア」同様に観音開きのドア(Bピラーレス)を持ち中国のメガシティを走行することをメインに想定したモデルとのことです。
広々としたスペースと五感を刺激する最先端のテクノロジー、デジタルサービスを組み合わせ、まったく新しい質感の体験を作り出すことを目的に設計されています。 「アーバンスフィア」は中国のユーザーと共同で開発されていて、北京のスタジオでデザインされたこと以外にも、ニーズから広々とした車内空間でオフィスやラウンジとしても活用できる第三の生活空間を実現、デジタルオプションの「ウェルネスゾーン」ではフェイススキャン(顔の表情読み取り)と音声分析によって乗員の気分を判断して個別のリラクゼーション機能が提供されるのも特徴です。

アウディが提唱する自動車の未来とは?【自動車業界の研究】
(画像=urbansphere(Audi)、『CARSMEET WEB』より引用)
アウディが提唱する自動車の未来とは?【自動車業界の研究】
(画像=urbansphere side(Audi)、『CARSMEET WEB』より引用)
アウディが提唱する自動車の未来とは?【自動車業界の研究】
(画像=urbansphere interior(Audi)、『CARSMEET WEB』より引用)