未経験から始めてコツコツスキルアップ!在宅でできる副業7選

次に、未経験から始められる在宅の副業を7つ紹介します。これらの副業は未経験でも始められますが、続けるうちにスキルアップしていけます。稼げる金額が増えてきたらフリーランスとして独立したり、副業の実績を武器に転職を目指したりもできるでしょう。

ライター

■稼ぎやすさ:★★★☆☆

■主なメリット:PCとネット回線があればすぐにはじめられる

■主なデメリット:最初はほとんど稼げない

■こんな人におすすめ:

  • 特別なスキルはないがとにかくすぐに副業を始めたい人
  • 調べ物をするのが好き、インターネット検索が得意な人

今回紹介するライターは主にWebで記事を書く「Webライター」を指します。仕事の依頼主であるクライアントがテーマを選定し、そのテーマにあったコンテンツを作成します。

日本語の文章さえ書ければライターと名乗ることはできます。ただし、わかりやすい記事を書くという作業は意外と大変です。慣れるまでは1本書き上げるだけで何時間もかかり、時給換算すると最低賃金を大きく下回ることも多いでしょう。

ただし、書いた記事に対してアドバイスをしてくれるクライアントも多く、仕事をしながらスキルアップしていけます。ただ、続けるうちに報酬の額も執筆スピードも早くなり、時給は大きく上がります。

なお、ライターの仕事には高スペックのPCはいりません。3万円もあれば十分仕事に使えるPCが買えるでしょう。自宅に光回線がない場合、スマホのテザリングをPCにつなぐという選択肢もあります。

文字起こし

■稼ぎやすさ:★★★☆☆

■主なメリット:PCとネット回線があればすぐにはじめられる

■主なデメリット:最初の仕事をもらうのが難しい

■こんな人におすすめ:

  • 地道な作業が好きな人
  • タイピングが早い人

文字起こしは人が話している音声を聞き、それをテキストに起こす仕事です。ライターと同じくPCとネット回線があれば始められて、続けるうちに少しずつスキルアップしていけるでしょう。

デメリットもライターと同じで「最初が大変」なことです。話し手は文字起こしのことなど意識せずに話しているので、専門用語を使っていたり、喋り方にクセがある人の音声をテキストに起こすのはとても大変です。ライターに比べると仕事の募集は少なく、実際はとても大変な仕事であるのに「簡単にできそう」というイメージもあり応募も殺到するため、未経験ではなかなか仕事が見つからないかもしれません。

「AIに仕事が取られるのでは?」と思われるかもしれませんが、先述のとおり話し手の喋りにクセがあることも多く、文字起こしの仕事が完全にAIに代替されるのはまだまだ先になると思われます。たとえばYouTubeで字幕をONにしてみれば、まだまだ誤字脱字や聞き違いが多く、完全なAI化はまだ先になるであろうとわかるでしょう。

文字起こしのAIを活用しながら、仕事をするのも一案です。

動画編集

■稼ぎやすさ:★★★☆☆

■主なメリット:意外と未経験でもはじめられる

■主なデメリット:作業にかなりの時間がかかる

■こんな人におすすめ:

  • コツコツとした作業が好きな人
  • 動画を観ていて「自分ならこうするのに」と思うことが多い人

動画編集は撮影済みの動画のいらない部分をカットしたり、字幕や効果音・BGMなどをつけたりする仕事です。

動画編集には特別なスキルや経験が必要というイメージがあるかもしれませんが、意外と未経験でも始めやすいです。YouTubeの動画ならYouTubeのプラットフォーム上で無料でできますし、ソフトを買うとしてもはじめは1万円ほどのものでも可能。初心者向けの本やWebサイトも多く、お金をかけずに勉強できるのも嬉しいです。

YouTubeやTikTokなどの動画配信プラットフォームの影響で動画を観る人が増え、個人YouTuberや企業など、仕事の発注者が一気に増えたのもポイントです。

ただ、作業にはかなりの時間がかかります。もちろん個人差はありますが、10分の動画を作るのに必要な時間は10時間ほどといわれています。文字起こしと同じく、かなりの根気がいる仕事だと思っておきましょう。

デバッカー

■稼ぎやすさ:★★☆☆☆

■主なメリット:働いた分は確実にお金がもらえる

■主なデメリット:時給制なので収入の上限は低い

■こんな人におすすめ:

  • ゲームが好きで、特にRPGなどで延々とLV上げができるような人
  • ある程度の収入が確約されている副業がしたい人

デバッカーはソフトウェアやゲームなどにバグがないか探す仕事です。ここでは特に、ゲームのバグを探す仕事を指します。

ゲームのデバッグ(バグを探すこと)ではとにかくさまざまな操作を試し、ゲームが正常に作動するかを検証します。たとえば格闘ゲームなら「Aの技を出してから0.5秒以内に空中でBの技を出すとゲームがフリーズする」のようなバグがあるかもしれません。デバッカーはさまざまな操作を試すことで意図的にバグを起こし、その原因を探ります。バグの修正はプログラマーが行うので、プログラムの知識は必要ありません。

ただ、「バグを起こしてその原因を特定する」というのは気が遠くなるような作業です。1日かけて1つもバグが見つからないこともあります。ある程度の精神力がないと続けられないでしょう。

デバッカーは基本的にアルバイトや派遣として働くことになるため、働いた分の時給を確実にもらえることがメリットです。

出品代行

■稼ぎやすさ:★★☆☆☆

■主なメリット:作業自体は簡単なためはじめやすく続けやすい

■主なデメリット:単価が安く稼ぐには工夫が必要

■こんな人におすすめ:

  • 単純作業が好きな人
  • スキマ時間に副業をしたい人

出品代行はECサイトやフリマアプリなどに商品を代理で出品する仕事です。商品の説明文や画像などはクライアントが用意してくれるため、文章を考えたり画像を加工したりする必要は基本的にありません。これらの業務がある場合も、複雑なことを要求されることは少ないでしょう。ほかにもコメントに返信したり、商品が売れたときに報告をしたりすることもあります。

出品代行は基本的なPC作業ができれば問題なくはじめられます。マニュアルも用意されているので、まったくの未経験でも、普段PCを触らない人でもすぐに仕事を覚えられるでしょう。

ただし報酬は低く、商品の販売数や登録数が少ないと大きな収入は得られません。作業効率化の工夫ができる人、ゲーム感覚でスピードアップを目指せる人が向いているでしょう。販売数で報酬が変わる仕事なら、「たくさんの人が見ている時間に出品する」「説明文や画像にこだわる」などの工夫も必要です。

テレアポ

■稼ぎやすさ:★★★★☆

■主なメリット:基本的に成果報酬制で、収入の上限が高い

■主なデメリット:ある程度の技術が必要

■こんな人におすすめ:

  • 本業が営業職の人
  • 人に何を言われてもあまり気にならない人

テレアポは企業やお店、個人などに電話をかけ、商談の約束・アポイントメントを取り付ける仕事です。電話とネット環境があればできるので、スマホ1つでも始められます。

特に在宅の副業で行う場合、テレアポの仕事は基本的に「アポイント1件あたりいくら」という成果報酬制です。単価自体も高く、一定のアポ数ごとにインセンティブがもらえることもあり、上手くいけば副業でもかなりの金額を稼げるでしょう。

デメリットとして、テレアポは嫌われやすいです。テレアポだとわかった瞬間に電話を切る人、罵詈雑言を投げつけてくる人もいるでしょう。スキルやセンスだけでなく、これらに耐える精神力も必要です。

人にもよりますが、電話を切られたり暴言を言われたりすることにはそのうち慣れるでしょう。相手の反応を見ながらトークを少しずつ改善し、アポイント数アップを狙っていきましょう。

カスタマーサポート(チャット・電話)

■稼ぎやすさ:★★☆☆☆

■主なメリット:働いた分は確実にお金がもらえる

■主なデメリット:覚えることが多い

■こんな人におすすめ:

  • 工夫や試行錯誤をするよりも、マニュアル作業が好きな人
  • 愛想が良く丁寧な応対ができる人

カスタマーサポートはお客さまからの問い合わせに答える仕事です。最近は電話だけでなくチャットのサポート窓口も増え、話すのが苦手な人でも始めやすくなりました。

コールセンターのアルバイトや派遣の求人を見たことはあるでしょうか。このような仕事はほかの職種よりも時給が高い傾向にあり稼ぎやすいです。時給制なので働いた分は確実に稼げるのも嬉しいです。

ただし覚えることは多く、テレアポほどではなくとも当たりが強いお客さまもいます。サービスや商品への理解も必要なため、手軽にできる副業ではありませんが、しっかりと稼いでいきたい人にはおすすめです。