ルアーマゴチの釣り方
ここまでも何度か触れているように、マゴチの捕食ゾーンは基本的にボトムです。あまり底からルアーを離さないことを常に意識しましょう。ロッドをすっと持ち上げ(リフト)、フォール・着底をくり返すリフト&フォールは、誘いと底取りが両立できる有効なメソッドです。
エサ釣りの場合は、アタリがあった後10秒程度待ってからアワセをいれるのが一般的。それに対して、ルアーの場合は即アワセかワンテンポ送り込んでからバシッとフッキングします。
あまり待ちすぎると、マゴチが違和感を感じてルアーを離してしまうことが多い印象です。ハードルアーかソフトルアーかで違ってくる部分でもありますので、いろいろと試してみましょう。
おすすめカヤック
カヤックマゴチにおすすめのカヤックを2艇ご紹介します。どちらも前進・後進切り替え可能の足漕ぎカヤックで、基本性能が高いモデルなのですが、今回はとくにカヤックマゴチ向きの特徴を中心に解説します。
ミラージュ・アウトバック
ミラージュ・アウトバックは、全長約3.9m・幅86cmの安定感抜群の船体と、購入後に艤装(カスタム)する必要がないほど充実した装備が特徴のモデルです。
手もとにルアーケースを置いておくスペースがあるので、カヤックマゴチに必要なルアー程度なら、タックルボックスなしでの釣行が可能。そのため、もともと広いリアのラゲッジスペースを、クーラーボックス用に全振りすることができます。
大きなマゴチを持ち帰るのにも苦労することはないでしょう。豪華装備のため少々重ためですが、車載に苦労するほどではありませんし、海に浮かんでしまえばとても快適なカヤックです。
ミラージュ・コンパス
ミラージュ・コンパスは、上記のアウトバックと比べるとシンプルな装備のエントリーモデル。とはいえ、安定感・スピードとも優れたカヤックで、アウトバックよりもシャープな船首は、波を切り裂く能力に長けています。
また、軽量な船体は、サーフからのエントリーが多いカヤックマゴチにメリット大。フカフカの砂浜でカヤックを引っ張って歩くのは、想像以上に体力を使いますからね。駐車場からエントリー場所まで距離がある場合は、アウトバック以上にカヤックマゴチ向きのモデルといえます。