金アジは美味
金谷でアジといえばアジフライが有名ですが、やはり新鮮な金アジは、釣り人の特権レシピ・新鮮な刺身で堪能したい所。
帰宅後捌くと、予想通り、まな板と包丁が脂でベタベタになりました。また、イナダこそ脂のノリはイマイチでしたが、カンパチのソレはアジに準ずるもの。次回も気配があれば、積極的に青物を狙おうと思います。
青い身を持つアナハゼも釣れた
見た目が黒っぽくヌルヌルしていて、更に口の中がやや緑がかった青という、どう見ても美味しくなさそう、というよりも、そもそも毒々しくて食べることすらできなさそうな魚が釣れました。
その魚の名前はアナハゼ。2年ぶり2匹目です。
因みに名前は一応アナハゼですが、ウロコがなくヌメリが強いこの魚はハゼの仲間ではなく、カジカの仲間とのこと。勿論、食用として持ち帰りました。
アナハゼの刺身は青色
実はアナハゼ、今回釣った魚の中では本命よりも嬉しかった魚。仕掛けロスト多発した根本の原因は、この魚が早い段階で釣れてしまったことにあります。できればもう一匹釣りたいな、と。前回アナハゼが釣れた際(日立沖ムラソイ狙い)、同行者に「食べられる魚」であることを教えてもらい持ち帰ったのですが、刺身にせず、から揚げにしてしまい、ずっと後悔していました。というワケで、今回釣れた貴重な1匹、念願の刺身にして頂こうと思います。
アオダイ、イラブチャー、ドリー等々。外見が青い魚は数多く存在するけど、身が青い魚、というより色が青い食材なんて、そういえば殆どないですよね。青い食材でパッと思い浮かんだもの……ガリガリ君、ブルーベリー、チョコミント、ブルーチーズ。天然のものに絞ると、ブルーベリー、ブルーチーズ。……ブルーチーズの青カビは、厳密に言うと青じゃなくて深緑かな。
兎にも角にも、今回の釣行にて、天然の青い刺身はおろか、青い食材自体、珍しいものだと気づかされました。気になって執筆を一旦放り出し、近所のスーパーへ偵察に行ったのですが、見つけた青い食材は、輸入品コーナーにあったソフトキャンディーとチューブに入りのゼリーのみ。口に入れることができるもの、という所まで範囲を広げてみても、歯磨き粉が辛うじて1種類見つかったのみ。
よくよく考えてみれば、実は筆者の勤めている会社は菓子メーカーなのですが、工場で働く従業員は全て青いゴム手袋の着用が義務づけられていて、その理由はというと、「青ならもし製品に破片が入ったとしても、すぐ見つかるように」。青とは、食品にとってそういう位置づけの色なのです。