中山「結果を出されてすごく悔しい」
ー試合を振り返っていかがですか?
中山:あっち(バーミンガム)も非常に良いサッカーをしてきたので難しい試合でした。向こうも良かったし、こっち(ハダースフィールド)はあまり良くなかったというのもあって、結果通りの試合だったかなと思います。
ーアンカーの位置で三好選手をマークしてましたが、これは監督の指示ですか?
中山:いやいや、特に(指示は)ないです。マッチアップ的に僕がマークにつくのはフォーメーション的なことです。
ー三好選手とのマッチアップはどうでしたか?
中山:良い選手なのは分かってますし、結果を出されたのですごく悔しいですけど、まあ彼にボールが入る形も向こうのチームとして良いシーンがあったんで、それで後手を踏まないようにとは思っていたんですが、もう、一人ではどうしようもなかったですね。
ー三好選手相手に1失点。対応は難しかったですか?
中山:三好選手にボールが入る形や相手のビルドアップの形だったり、そもそもの技術が高かったのでどうしてもそこ(三好選手へ)のラインを消したかったんですけどね。僕が(三好選手へのマークを)捨てて前に出ざるを得ないシーンがあったんですが、僕としては後ろの3バックのうちの誰かがついてきてくれたら良いなと思ってました。でも、そこも曖昧だったんで、向こうの良い形がこっちのできていない部分に上手くはまってしまったかなと思います。
三好「特徴を出しやすいリーグ」
直近6試合で勝ち星のなかったバーミンガム。それでも三好は獅子奮迅の活躍を見せ、徐々に指揮官の信頼を掴むと直近4試合では主にトップ下で先発出場。今節もトップ下でボールを供給しゲームを作った。ベルギーから英国にプレーの場を移した三好に、イングランドサッカーの印象について訊いてみた。
ーベルギー時代との違いはありますか?
三好:ベルギーよりもやっぱりフィジカルの部分が長けていると思います。うちのチームもそうですけど、フィジカルコンタクトの部分での要求があるからこそ自分のような選手がボールの引き出しや動き方で特徴を出しやすいリーグだなとも思います。
それと、ベルギーよりも個の部分のフォーカスが強いような気がしますね。自分のチームも含め、どこのチームが勝つか分からないという面があります。ベルギーでは常連のトップチームが毎年争うみたいな感じで比較的はっきりしていたので。あとグラウンドとかピッチの状態がいいですね。ベルギーの下位クラブだと、泥みたいな環境の会場もあるので、スタジアムの雰囲気というか、やっぱりサッカー発祥の国だなという感じで熱量もありますし、そういう違いは感じますね。
ーシーズン前は右サイドを希望してましたが、現在はトップ下での出場が多いですね。
三好:チャンピオンシップは大きい選手がいっぱいいるし、うちのチームも後ろからビルドアップするようなチームじゃないと思っていたので。今はそれ(トップ下)をトライしていますけど、なかなか難しいシーンもあります。今日みたいにボールを持てるシーンもありますが、ロングボールが多くなっちゃう試合では真ん中だときついこともあります。サイドでもいいし、少しずつ真ん中にフィットしてきてるかなというのはありますね。