ロバート・ギルバート

 1938年にも催眠術に関連した奇妙な事件が起こっている。

 カリフォルニア州グレンデールに住む妊娠中のマリー・コロンボス(27歳)は、出産の恐怖と痛みを和らげる目的でロバート・ギルバートという名前の催眠術師を家に呼んで催眠術をかけてもらった。

 マリーは催眠術にかかったのだが、その後にピクリとも動かなくなり家人によって警察に通報され、その後にマリーの死亡が確認された。

 ギルバートは逮捕されたのだが解剖の結果マリーの死因は判明せず、証拠不十分で起訴は取り下げられたのだった。