目次
特別な原住民料理が味わえる「阿香的廚房ibu Kitchen」
レトロな空間で「擂茶」体験ができる「美濃擂茶」

特別な原住民料理が味わえる「阿香的廚房ibu Kitchen」

【台湾】客家文化体験も!客家集落「美濃」の必訪スポット&必食グルメ
(画像=<緑いっぱいのレストランです>、『たびこふれ』より引用)

美濃文化村を訪れたら、すぐ隣にあるレストラン「阿香的廚房ibu Kitchen」での食事がおすすめです。阿香的廚房ibu Kitchenは、事前に予約をしないと入れないほど人気なので、出発前に先に予約しておいてくださいね。

【台湾】客家文化体験も!客家集落「美濃」の必訪スポット&必食グルメ
(画像=<レストラン内の様子>、『たびこふれ』より引用)

ブヌン族のシェフが、もともと藤枝山の山の上で民宿とレストランを経営していましたが、2009年の台風による八八水害で被害を受け、現在の美濃に移転しました。

レストランの名前の「阿香」はシェフの名前です。こちらではシェフの故郷の藤枝茶や藤枝の食材を取り入れた原住民料理がいただけます。2023年4月にはミシュランセレクションに、そして2023年8月にはビブグルマンに選ばれました。

【台湾】客家文化体験も!客家集落「美濃」の必訪スポット&必食グルメ
(画像=<写真は5人のコースの一部です>、『たびこふれ』より引用)

平日は単品でオーダーができますが、土日祝祭日は予約できるコース料理のみで、2人790元、3人1,090元、4人1,590元、と人数によって値段が決まっています。

2人の場合は開胃小菜(前菜)、櫻花蝦小米粽(アワのミニちまき)、白斬土雞(地鶏)、蔗筍東坡肉(角煮)、水果佐野菜沙拉(フルーツ野菜サラダ)、養生猴頭菇湯(ヤマブシタケスープ)、ライスです。

看板メニューは櫻花蝦小米粽(アワのミニちまき)。小さな海苔巻きのような形ですが、肉やサクラエビなどの素材の味としっかりちまきの味がするのに驚かされます。

もう一品、ぜひ味わいたいのが「梅汁豆腐」。揚げ豆腐のような食感で、上にのっている甘ずっぱい梅のソースといただくと特別なおいしさです。焼き物などには、「馬告」という台湾の原生植物で、原住民の生活に深く根付いているスパイスが使われています。

【台湾】客家文化体験も!客家集落「美濃」の必訪スポット&必食グルメ
(画像=<看板メニューの「櫻花蝦小米粽(アワのミニちまき)」>、『たびこふれ』より引用)

公式予約サイト、Facebookから予約ができます。電話での予約・変更は受け付けていませんので、レストランへの連絡は、台湾のショートメッセージを送るかFacebookからになります。公式予約サイトで希望人数の席がいっぱいの場合は、Facebookから問い合わせてみてくださいね。

阿香的廚房ibu Kitchen

  • 住所:高雄市美濃區中山路二段635號
  • 電話:+886-7-681-7212、+886-911-332467
  • 営業時間:11:00~14:00、17:20~19:30 ·
  • 定休日:火曜日
  • アクセス:台湾鉄道・高雄駅近くの高雄客運建國站(建國三路79號)からバスE25「六龜」行き(高旗六龜快線)に乗り、「舊茶亭」で降りると、徒歩約1分で美濃民俗村に到着します。阿香的廚房ibu Kitchenは、美濃民俗村のすぐ隣です ※美濃行きのバスは停まりません。美濃行きで終点のバスターミナルに到着した場合はタクシー等で向かってください
  • Facebook:阿香的廚房 ibu Kitchen

レトロな空間で「擂茶」体験ができる「美濃擂茶」

【台湾】客家文化体験も!客家集落「美濃」の必訪スポット&必食グルメ
(画像=<店内の様子>、『たびこふれ』より引用)

客家のお茶「擂茶(らいちゃ)」作りを体験ができるのが「美濃擂茶」です。一見、草木に囲まれた古めかしい普通の家のような外観で、「営業中」と書いてあっても入っていいのか迷いますが、20年以上営業しているお店なので安心してドアを開けてください。竹のドアを開けると目の前にレトロな空間が広がります。

【台湾】客家文化体験も!客家集落「美濃」の必訪スポット&必食グルメ
(画像=<入り口で人数を告げて、好きな席に座ります>、『たびこふれ』より引用)

「擂茶(らいちゃ)」とは、客家の人がお客さんをもてなす時に出すお茶です。別名を「三生湯」といい、言い伝えによれば三国時代に張飛が武陵へ進攻し、兵士が疫病にかかった際に献上された、生姜や米、お茶などを糊状にしたもので、疫病を鎮めたと言われています。体によいお茶で、胃腸を休め、栄養のバランスをとる等の効果があります。

【台湾】客家文化体験も!客家集落「美濃」の必訪スポット&必食グルメ
(画像=<擂茶の手作りセット。中央奥の小さなコップに入っているものがキンモクセイのお茶「桂花茶」>、『たびこふれ』より引用)

擂茶は、1人150元で、最初に甘いキンモクセイのお茶「桂花茶」も出してもらえるので、こちらをいただきながら作業を始めます。

机には材料、すり鉢、すり棒が置かれているので、玄米、ピーナッツ、ゴマ等をすり鉢の中に入れ、油が出てくるまで、はけで粉を中央に集めながら、よく磨り込みます。

磨り終わったものをお店の方に見てもらい、甘納豆を入れて磨り込み、OKとなったら、お茶の粉を入れます。このお茶の粉にはカシュウやハトムギなどの漢方が含まれています。

できあがった粉をお碗に取って、お湯を注ぎ、最後に米香(ポン菓子)を入れて、できあがりです。

【台湾】客家文化体験も!客家集落「美濃」の必訪スポット&必食グルメ
(画像=<出来上がった粉です。写真左下が「客家麻糬」>、『たびこふれ』より引用)

擂茶は、抹茶のような色で、味も抹茶のような苦味が少し感じられます。どろっとしていて、飲むというより食べているようなスイーツ的なお茶です。冷たいお茶にしたければ、氷を持ってきてもらえます。氷を入れていただくとまた違った味わいのお茶になります。

【台湾】客家文化体験も!客家集落「美濃」の必訪スポット&必食グルメ
(画像=<お湯を注いでいただきます>、『たびこふれ』より引用)

また、お店で数量限定で売られている客家麻糬(1個20元、3個50元)をお茶と一緒にいただくのがおすすめ。柔らかくつきたてのお餅のような食感です。

こちらではお茶を体験すると、置いてある衣装を自由に着て写真を撮ることができます。特別な思い出になりますよ。擂茶を飲んで、写真を撮って、美濃の旅の思い出にしてくださいね!

美濃擂茶

  • 住所:高雄市美濃區合和里成功路142號
  • 電話:+886-7-681-8475
  • 営業時間:11:00~18:00(土日は10:00~)
  • アクセス:台湾鉄道・高雄駅近くの高雄客運建國站(建國三路79號)からバスE25「六龜」行き(高旗六龜快線)に乗り、「成功路」で下車し、徒歩2分ほど