■ 中の人(自称・店長)の説明が事実かどうか、セリア本社に取材
この内容について、編集部ではセリア本社に取材しています。
まず「Seriaの店長というのは本当か」という部分については、現時点確認できていないそうです。
「ホームページでご案内の通り※、作成者と思われる人物からの連絡であり、確実な個人特定が難しい状況です」という回答でした。(※編集部註:9月19日にセリア公式HPで公開された「当該偽アカウントは削除されました」というお知らせ)

そして、「記事にはさせないよう本社が指示を出した」という点についても質問しています。
これについては「当社の公式アカウントではないため、本社は関与しておりません。よって指示することもございません」というハッキリとした回答が得られています。
つまり、Seria店長を名乗る人物は、勝手にセリア本社の名前を使って編集部に圧力をかけようとしたようです。
ここまで多くの人を巻き込んでおきながら、「記事化しないで」「円満に解決したい」、さらには「勝手に名前をつかって圧力もかける」とは……。
■ 編集部とのやりとりの最中アカウントを削除
さて、話をDMでのやりとりの最中に戻します。突然DMに返事が届いたとき、編集部ではすぐに気づくことができました。そこであわてて返信しつつ、取材の過程ででてきた疑惑についても質問。
偽Seria中の人(自称・店長)は「企業公式アカウントの大ファン」という説もありますが、同時に一部からは「不審点があったにも関わらず初期から企業と交流できたのは、元どこかの中の人だったか、現役中の人とつながりがある人なのではないか?」という説もあったからです。
この疑惑について問い、さらに問題の当事者として、いち社会人として、説明義務を果たすようにも促しました。
そして2分後に次のメッセージを送ろうとした瞬間、DM画面に出てきたのは、「メッセージを送信しようとしているアカウントは削除されました」の文字。
そう、やりとりの最中に、アカウントを削除してしまったのです。予告の18時よりも前にアカウントを削除したのは、恐らく編集部とのやりとりが原因。正直これにはあきれてしまいました。

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【9月16日の出来事】
・17時:
偽Seria公式アカウントが「円満に解決する為、このアカウントは削除いたします~削除日時9/16(土)18:00」と告知
・17時08分:
編集部のDMに「偽Seria公式」中の人からメッセージが届く
「記事にしないで」、「記事にしないことはできない」といったやりとりをする
・17時30分:
編集部から最後の質問を送信
・17時32分:
編集部から再度メッセージを送信/送信できない状態に→アカウント削除を確認
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