■ LINE側も対策
さてその後、再度問題のオープンチャットを見てみると、何やら見慣れぬメッセージが表示されておりました。

LINEの事務局からのメッセージで「著名人や投資家を装った投資アドバイス詐欺にご注意ください」というもの。
どうやら、LINE側でもLINEが詐欺に使われていることを把握している模様。筆者は度々怪しいアルバイトの勧誘や、セクシーなお姉さんの誘惑などにも釣られてみて記事にしていますが、はじめに100%といっていいほどLINEに誘導されます。
今後はメッセージでの警告含めてLINEも積極的に対応していくのでしょう。こうした取り組みを機に、少しでも被害者が減ればと願っています。

■ 第2の偽ホリエモンにも同じことをしてみた
そして実は今回、上記とは別の「偽ホリエモン」(以下、第2の偽ホリエモン)ともやり取りをしていました。入り口は前回と同じように堀江貴文氏の写真を使用した、Facebookの広告です。

というか、明らか詐欺の手口なのに、Facebookもなぜ広告を受け入れるのか。詐欺師も出稿できるスキームはいいかげん変えた方がいい。
さて、Facebook広告をクリックすると、いつも通り「LINE」の友達申請を求められます。
「第2の偽ホリエモン」の場合は、「ホリエモンになりすましたアカウント」ではなく、「秘書」という設定。余談ですが、とにかく美人です。

とりあえず堀江氏とはどういう関係か?と質問したところ、今回紹介する投資家(秘書曰く「先生」)と堀江氏が知り合いとのこと。なんだそりゃ!
結果、堀江氏からの直接のレクチャーはない模様。
一通り話も聞いたので、この方にも「嘘」をやめること、そしてこのような問題がネットニュースになっていることを連絡しました。

もちろんこれに対する反応はなく「既読スルー」。
実際に「堀江氏」とのつながりがあるのであれば、その証拠を見せて反論すればいいだけです。それもないとなると、やはりこのような手口は「詐欺」としか言いようがありません。
これら一連の流れ後、Facebookでは「偽ホリエモン」の広告が出てこなくなりました。もしかすると最後に凸したことで、詐欺師の中でも何かしらの話し合いがもたれたのかもしれません。とはいえ、この手の「詐欺」は手を変え品を変えあらゆる手法で我々を欺いてきます。
今後も、彼らに「大輪の花」が咲かぬよう、我々も注視していきたいと思います。
※記事中掲載している画像のモザイク処理は、編集部にて行いました。
【編集部より注意】
記事化を目的に潜入取材を行いましたが、絶対に真似はしないでください。編集部では、専用機材を用意し、セキュリティ面、やりとりをする担当者のメンタル面にも十分な注意を払い取り組んでいます。安易に真似をすると大変危険です。
(たまちゃん)
提供元・おたくま経済新聞
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