03ホンダ・ヴェゼル

ひとクラス上の完成度。e:HEVと1.5リッターターボ設定
価格/239万9100〜341万8800円

【ワンポイント解説】外遊びしたくなるSUVカタログ_コンパクト&Kカー編
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

都会派のオシャレなコンパクトSUVとして人気を博した初代を継ぐ現行の2代目は見た目の雰囲気がずいぶん変わった。質感が大幅に引き上げられているのが印象的だ。クーペ調フォルムでリアドアのノブが隠されているため前席重視かと思いきや、前後ともドアが大きく開いて乗降性に優れ、後席の居住性も十分に確保されている。独自のセンタータンクレイアウトが生み出す低くフラットな荷室と、後席チップアップ機能による使い勝手はライバルを大きく上回る。電動テールゲートが設定されている点もうれしい。車内は雰囲気も居心地もよく、運転視界はワイド。パワートレーンは1.5リッター+モーターのe:HEV(ハイブリッド)と1.5リッターターボ。e:HEVの走りは電動感が高く、静かでスムーズ。燃費もよいので、ついつい遠出したくなる。各部をじっくり煮詰めたことが実感でき、全体の完成度は高い。販売的にはFFが主体だが、実は4WDがいい。そのメリットは雪道や悪路だけでなく舗装路でも体感できる。

【ワンポイント解説】外遊びしたくなるSUVカタログ_コンパクト&Kカー編
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
【ワンポイント解説】外遊びしたくなるSUVカタログ_コンパクト&Kカー編
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

04 Jeepレネゲード

グローバル志向の機能性。PHEVもラインアップ
価格/435万〜590万円

【ワンポイント解説】外遊びしたくなるSUVカタログ_コンパクト&Kカー編
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

レネゲードは、フィアットとの共同開発で生まれたジープの末っ子。登場から相応の時間が経過しているが、手ごろなサイズとタイムレスなデザインが受けて、日本でも根強い人気を誇っている。海外ではより小さなBEVのアベンジャーが登場しているが、日本仕様はチャーミングな丸型ランプのレネゲードがエントリーモデルだ。室内はなかなか広く、使い勝手は良好。ラゲッジスペースはスクエアな形状で、想像以上に積める。後席は3分割タイプ。中央を倒すと4名乗車と長尺物に対応。パワーユニットは、1.3リッターガソリンと1.3リッター+モーターのPHEVを用意。2020年に追加されたPHEVは、前輪をエンジンで駆動し、状況に応じて後輪をモーターで駆動する仕組み。リアモーターの出力が比較的高くハンドリングに優れる点も特徴。ジープ・ブランドの一員らしく悪路走破性を高める走行モードが設定されている。満充電時のEV走行距離は48km。電動車らしい静粛性に優れたスムーズな走りが楽しめる。

【ワンポイント解説】外遊びしたくなるSUVカタログ_コンパクト&Kカー編
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)