一戸建てのほうが何かと自由に使える
では、なぜ一戸建てがいいのでしょうか。一戸建てを選んだ人に、一戸建てのほうが望ましい理由を聞くと、図表2のようになっています。最も多かったのは、「一戸建ての方が、補修や建て替えの際の手続きが簡易で、自由度が高いから」の38.0%で、「一戸建ての方が、隣家との関係に気を使わなくてすむから」が34.4%、「購入すれば、土地を含めてすべて自分のものになるから」が29.9%となっています。マンションも所有権があるといっても、土地は共有で、専用部は自分ひとりで勝手、自由に使うことにはさまざまな制約がありますから、自分ひとりの判断で何かと自由にできる一戸建てのほうがいいということなのでしょう。

(画像=『Business Journal』より引用)
報告書(統合版) (mlit.go.jp)
マンションは利便性の高い物件が多い
逆に、マンションのほうが望ましい理由としては、図表3のようになっています。マンションの管理は管理組合、管理会社などに任せることができるし、一戸建てより利便性の高いマンションが多いことなどが挙がっています。実際のところ、一戸建てを買う人、マンションを買う人ではどんな違いがあるのでしょうか。リクルートSUUMOリサーチセンターでは、毎年新築マンション、新築分譲一戸建てを買った人を対象に、契約者の動向調査をまとめています。このほど、その首都圏を対象にした2022年版がリリースされたので、両者の違いを探ってみましょう。さて、あなたはどちらが向いているのでしょうか。

(画像=『Business Journal』より引用)
報告書(統合版) (mlit.go.jp)