一戸建てかマンションか――マイホームの取得を考える上では永遠のテーマですが、実際、購入する人たちにはどんな違いがあるのでしょうか。このほどリリースされたリクルートSUUMOリサーチセンターの一戸建てとマンションの契約者動向調査から、違いを探ってみました。
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半数強は一戸建てを希望している
まず、一般の人は一戸建てかマンションか、どちらが望ましいと考えているのでしょうか。国土交通省の調査をみると、図表1のようになっています。全国平均では、「一戸建て」が望ましいとする人が54.4%で、「マンション」が望ましいが16.4%、「戸建て・マンションどちらでもよい」が20.5%でした。かつて1990年代半ばくらいまでは、「一戸建て」派が90%を超えていましたから、年々一戸建て志向が減って、マンションが増えているようです。それでも、全国レベルでは半数強が一戸建てを希望しています。
地域的にみると、大都市圏ほど一戸建て派が減って、マンション派がやや多くなります。東京圏では、「一戸建て」が48.3%と半数を切り、「マンション」が21.9%に増えます。逆に三大都市圏以外の地方圏では、「一戸建て」が57.5%に増え、「マンション」は13.8%にとどまっています。

(画像=『Business Journal』より引用)
報告書(統合版) (mlit.go.jp)